SIMロック解除のメリット・デメリット

SIMロック解除のメリット・デメリット

SIMロック解除は総務省がガイドラインを制定し、実質義務化となりました。ニュースでも大きく報じられたため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

SIMロックとは、大手キャリア3社であるau・ドコモ・ソフトバンクで契約したスマホにかかっている制限で、契約者が他社へ流出するのを防ぐために自社のSIMカードしか対応できないようになっています。

このSIMロックを解除できるスマホ端末も増えており、その中には人気の高いiPhoneも含まれます。SIMロックが解除されている端末はSIMフリー端末と呼ばれます。

SIMフリー端末にすることで携帯会社を自由に選べるようになったり、海外でも現地のSIMを使うことで安く自分のスマホを使えるようになるなど、SIMロック解除にはメリットが満載なんですよ!しかもデメリットはないんです。

SIMロック解除のメリット3つと、デメリットがない理由、またどんな人にSIMロック解除がおすすめなのか詳しく解説します。

SIMロック解除3つのメリット!SIMフリーだからこそのメリット

SIMロックを解除してSIMフリー端末にすると、SIMカードを自由に差し替えることができます。

SIMカードが差し替え可能になることで、携帯会社を自由に選べるようになったり、海外でも安く自分のスマホを使えるようになるんですよ。

また不要になったスマホを売るときも、SIMロック解除されているスマホの方が、SIMロックがかかっているスマホに比べ高値で買い取ってもらえるというメリットも。

SIMロック解除のメリット
  1. 携帯会社を自由に選べるようになる
  2. 海外でもお得に自分のスマホを使える
  3. 中古での売却価格が上がる

メリットをそれぞれ詳しく紹介します。

1、SIMロック解除で格安SIMを自由に選べるようになる

大手キャリア3社のau・ソフトバンク・ドコモは、スマホに購入時点でSIMロックをかけています。SIMロックがかかっていると、そのスマホを販売する携帯会社しか利用できません。

例えばauに契約しているならauのSIMカードしか使えませんが、これはドコモやソフトバンクも同様です。

しかし総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を制定し、SIMロック解除を実質的に義務付けたため、契約期間の途中でもSIMロック解除ができるよう変化しています。

SIMロック解除の解説イラスト

そのため現在ではSIMロック解除の手続きをすれば、他の携帯会社のSIMカードを自由に選べるように、iPhone6sを含め多くの端末が対応しています。

ただしSIMロック解除するためには「機種購入から180日以上経過している」など、各社が個別に設定している条件をクリアした上で手続きが必要ですし、対応機種にも制限があります。

SIMロック解除については「SIMロック解除とは?SIMロック解除義務化でiPhoneも対応」で詳しく解説しています。

2、海外でもSIMカードを差し替えてお得に自分のスマホが使える!

スマホのSIMロックを解除してSIMフリー端末にすると、他社のSIMカードが使えると説明しました。

SIMフリーにすると海外でも現地のSIMを利用できるので、安く自分のスマホを使うことができます。他にも日本国内で事前に海外対応SIMを買う方法もお得です。

SIMロック解除を総務省が促したのには「海外でも自分のスマホを、SIMを差し替えて使いたい」という声が挙がったという背景があります。

今までは海外で高額な通信料を払ったり、空港や渡航先でスマホやルーターをレンタルする必要がありました。しかし海外のSIMカードを使えば、その手間やコストを大幅に省くことができます。
日本国内で契約可能なアメリカの通信料金例
プラン 内容 7日間の料金
ZIP SIM
7日間アメリカ用
通話+SMS+データ通信
7日間500MB
2,380円
ドコモ海外1dayパケ データ通信1日30MB※ 6,860円
イモトのWiFi 4G/LTE
WiFiプラン
7日間/定額 11,060円
※音声・SMSは対象外

海外出張など海外での滞在期間が長い人や、頻繁に海外に渡航する人だけでなく、短期旅行者にも大きなメリットです。

海外で使用できるSIMの購入方法はいくつかあります。

海外で使用できる格安SIMの購入方法
  • 日本の家電量販店や通販サイト、空港などで海外対応SIMを購入する
  • 現地の空港やコンビニで購入する

現地でSIMを購入可能な携帯会社を紹介します。現地の空港などで購入するときに参考にして下さい。

現地で購入可能なSIMカード例
国名 キャリア
アメリカ H2O・TracFone・ZIP SIM
イギリス 3(Three)・Vodafone・Virgin Media
フランス Orange・SFR・Bouygues
台湾 中華電信・台灣大哥大・遠傳電信
オーストラリア Optus・Vodafone・Telstra

これらのSIMは国内携帯会社の海外プランやルーターレンタルに比べ格段に安く使用できる一方で、使用している間は日本のキャリアからサポートが受けられませんし、一部のアプリが使用できなくなる可能性もあります。

3、SIMフリーのスマホは中古での売却価格が高い!お得に売るコツ

スマホを売りたいと考えているならSIMロック解除しておくのがおすすめです。売るときにSIMロック端末に比べ高く売れますよ。

実際に中古商品専門サイトでは、SIMロック端末とSIMロックフリー(SIMロック解除済み)端末で、買取価格に差があります。

SIMロック解除をするだけで、業者によっては買い取り額が5,000円~10,000円もアップするんです。

各社のお客様ページからSIMロック解除すれば手数料はかかりません。しかも5分程度の簡単な手続きなので、中古で売却する前にSIMロック解除するのがおすすめです。

各社のSIMロック解除方法は次の記事で紹介しています。

何でSIMロック解除したからって買取価格が上がるのよ?
選べる携帯会社が広がる分人気なんだよ。例えばauのSIMロックがかかっているスマホを購入しても、au回線しか選べないんだ。

でもSIMロック解除済みのスマホなら、ドコモやソフトバンク回線も自由に選べるんだよ。

SIMロック解除にデメリットはない!SIMロック解除の誤解とは

ここまでSIMロック解除のメリットを3つ紹介しました。しかし「SIMロック解除ってデメリットもあるんじゃないの?」と疑問に思う人もいますよね。

でも安心してください、SIMロック解除自体にデメリットは全くありません。実際にソフトバンクに問い合わせたところ「SIMロック解除で生じるデメリットはない」との回答でした。

ただし他社のSIMに差し替えることで、これまで使っていたアプリが一部動作しなくなったり、従来のキャリアからサポートが受けられなくなります。

これらはインターネット上で、SIMロック解除のデメリットとして挙げられていますが、実際にはSIMロック解除後のSIMカード変更や、キャリアの解約により生じるものです。

これがSIMロック解除にデメリットがあると誤解される原因です。しかし説明したようにSIMロック解除をしただけで起こるデメリットはありませんので、心配は不要です。

え~!僕はスマホすぐ壊しちゃうから、修理サポートがないと不安だよ~!
LINEモバイルや楽天モバイルなら、他社で購入した端末でも修理できる端末保証サポートがあるからおすすめ!

LINEモバイル徹底検証!サービスや通信速度など評判まとめ」や、「楽天モバイルの特徴や評判、申込方法まで徹底解説」を参考にしてね。

SIMロック解除なしで格安SIMを利用できる場合も!

ここまでSIMロック解除すると他社のSIMカードを使えると説明してきましたが、実はauとドコモユーザーなら、SIMロック解除せずに音声通話付きの格安SIMに乗り換えることもできるんです。

ソフトバンクのiPhoneユーザーでも、データ通信のみの格安SIMであればSIMロック解除なしでも乗り換えができます。

ただしSIMロック解除なしで格安SIMに乗り換える際には、いくつか制約があります。

SIMロック解除せず格安SIMに乗り換える場合の制約
  • それぞれの回線を利用した格安SIMしか選べない
  • ソフトバンク回線の格安SIMは音声通話に対応していない

これらの制約について詳しく説明します。

au・ドコモ・ソフトバンク回線をそれぞれのMVNOがレンタルして使用

近年多くの企業がMVNO※として携帯電話事業に参入しています。

MVNOとは

利用料金が安い携帯電話会社のことです。電話やインターネット回線を大手キャリアから借りて、通信サービスを提供しています。

MVNOについては「MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット」の記事で詳しく説明しているのでご覧ください。

MVNOの多くは回線レンタル料金の安いドコモの回線を使用していますが、最近ではauやソフトバンク回線を使用するMVNOも増えてきました。mineoのように複数の回線を提供する場合もあります。

SIMロック解除していない場合は、SIMロック解除なしでも回線が同じなら乗り換えができる格安SIMを選ぶ必要があります。

ただしソフトバンク回線の場合は2017年3月現在、SIMロック解除なしで乗り換えができるのはデータ専用SIMのみで、音声通話付きの格安SIMはSIMロック解除が必須です。

SIMロック解除なしで使える格安SIMと月額料金

auユーザーはau回線、ドコモユーザーはドコモ回線というように、回線が同じであればSIMロック解除せず乗り換えができるMVNOもあります。

ただしSIMロック解除していない場合、他社の回線を使用しているMVNOを使うことはできません。

SIMロック解除なしでも利用できる格安SIMを一部紹介します。

ドコモ・au回線のMVNOと料金
MVNO名 回線 月額料金
mineo ドコモ 1,600円
mineo au 1,510円
LINEモバイル ドコモ 1,690円
UQモバイル au 1,680円
※音声通話付きの3GBプラン

mineoは複数回線に対応していますし、LINEモバイルはSNS利用でデータ通信量がかからないカウントフリーサービスがあったり、UQモバイルは速度がau系でトップクラスだったりと特色があります。

ソフトバンクの場合は2017年3月現在、U-mobileとb-mobileから音声通話のないデータ専用SIMのみが販売されています。対応機種もiPhone5以降と一部のiPadと限定されています。

ソフトバンク回線のMVNOと料金
MVNO名 月額料金
U-mobile 1,580円
b-mobile 1,580円
※3GBのデータ専用プラン

昔使っていたiPhoneや、iPadをデータ通信のみで使いたいという人におすすめです。

他社の回線を使いたい場合はSIMロック解除してね。SIMロック解除で回線の制約がなくなって、どの格安SIMでも自由に選ぶことができるよ。

ただし周波数帯などが回線によって異なるから、MVNOのホームページから動作確認ができている対応機種かどうか、事前に見ておいてね。

SIMロック解除はメリットが大きい!デメリットは特になし

SIMロック解除することでMVNOを自由に選ぶことができるうえ、海外でも自分のスマホを使えますし、スマホを売るときも高く買い取ってもらえます。

SIMロック解除にはデメリットがありませんし、各社のサイトから5分程で手続きできるため、お得にスマホを使いたい人におすすめです。

またSIMロック解除をしなくてもau・ドコモユーザーなら同じ回線を使うMVNOの音声通話付き格安SIMに乗り換えることもできますが、選択できる幅は狭まってしまいます。

メリット満載のSIMロック解除をうまく活用して、お得にスマホを利用してみてくださいね。

※記載されている内容は2017年3月現在のものです。