MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット

MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット

LINEモバイルや楽天モバイルなど、格安SIMを提供するMVNOが目立つようになってきました。

当社が格安SIMを利用する全国の20~60代の男女100人を対象に行った調査では、携帯料金の月額平均はキャリアから乗り換え前は約7,000円、格安SIMに乗り換え後は約2,100円でした。

格安SIMを提供するMVNOに乗り換えたことで、毎月平均約5,000円も携帯料金が安くなったという結果です。

しかしスマホを利用する全国の10~50代の男女300人を対象に当社が行った調査では、格安SIMを利用している人は25%にとどまり、75%がドコモやソフトバンクなど大手キャリアを使用していると回答しました。

まだまだ格安SIMが浸透しておらず、不安や疑問が多いことが乗り換えない理由として挙げられました。

そこで今回はMVNOの仕組みや利用する際のメリット・デメリットを詳しく解説します。知識を身につけて、携帯料金の節約を実現しましょう。

MVNOは安い料金で通信サービスを提供する事業者

はじめにMVNOとは何か理解しておきましょう。

MVNOとは、auやドコモ(docomo)などの大手キャリアから電波を借り、私たち消費者が安い料金でスマホを利用できるようにする会社のことを言います。

MVNOで人気なのは、楽天モバイルやmineo、UQモバイルなどが挙げられます。

今までモバイル通信サービスを提供していたのは、大手の携帯会社だけでした。しかしMVNOが認められたことで、異業種からの参入も増えてきています。

MVNOの解説イラスト

扱っているのは同じ携帯電話なのに、なぜMVNOを利用したほうが安いのでしょうか?それは事業にかかる費用に大きな差があるからなんです。

auやドコモ、ソフトバンクなどの大手キャリアとMVNO、そして利用者はこのような形で関わり合っています。

MVNOの仕組み

大手キャリアの場合、アンテナや回線保守作業などにかなりの費用がかかっています。

しかしMVNOは大手キャリアから借りた回線を格安SIMの利用者に提供しているため、このような費用を必要としません。

店舗数が少ない、または店舗を持たないことで人件費やテナント料などコストを抑えていることも、料金が安い理由のひとつだよ。

携帯料金が半分以下になるかも!?MVNOを利用する場合のメリット

MVNOを利用すると次のようなメリットがあります。

MVNOを利用するメリット
  • 携帯料金が安い
  • 事業者の数が多いためプランが豊富
  • 契約期間の縛りや解約金が発生しない場合もある

携帯料金が安くなる理由は先程説明しました。次にプランが豊富であることや解約金がないことについて、詳しく解説します。

MVNOは事業者の数が多いためプランが豊富

MVNOの特徴は、大手キャリアよりプランの種類が多いことです。

例えばデータ容量だけでもさまざまなプランがあります。

低料金の0GBプランから、容量制限のないプランまで様々です。またSNSでは通信量を消費しなかったり、動画が見放題になる格安SIMもあります。

自分のスマホの使い方に合わせて、無駄のないプランを選ぶことができます。

MVNOを利用すれば契約期間の縛りや違約金が発生しないことも!

「2年縛り」という言葉、携帯電話を使っている人なら誰でも聞いたことがあると思います。

これは大手キャリアで2年間の利用期間が設けられ、この期間内に解約すると解約金が発生することです。

この契約は自動更新であることが多く、更新された場合さらに2年の間に解約すると解約金が発生します。

しかし多くのMVNOでは契約期間に縛りがなかったり、解約金がかかる期間も短いことが多いです。

やったー!2年縛りがないのは嬉しいなぁ。
MVNOを利用すれば、縛りがないからいつでも気兼ねなく他社に乗り換えができるね。

ただし音声通話付きプランの場合は1年以内に解約すると解約金が必要な会社もあるから、申し込む前にしっかりチェックしておいて。

MVNOのデメリットはサポートサービスやオプションで解消!

MVNOを利用すれば携帯料金が格安になります。

一方でキャリア同士の無料通話ができなかったりSMS※が使えないためSNSなどのアカウント作成で認証を行うことができなかったりなど、不便に感じることも。

SMSとは

ショートメッセージサービスの略称で、メールアドレスではなく電話番号のみで短文のメッセージがやりとりできるサービスのことです。

MVNOを利用する際にデメリットを感じる理由は、次のようなものがあります。

MVNOを利用する際のデメリット
  • 初期設定は自分で行う必要がある
  • 通信速度が遅い場合がある
  • キャリアメールが使えない
  • サポートが不十分というイメージがある

MVNOによっては初期設定の代行サービスや優先回線プランが設定されていたり、電話やチャットでサポートが受けられたりと、これらのデメリットを気にすることなく利用できます。

MVNOを利用すると初期設定が面倒?サポートサービスを利用しよう

自宅の近くにMVNOのショップがない場合などは、初期設定を自分で行います。

設定は5分程度で終わる簡単なものですし、詳しい設定方法が書かれたマニュアルも送られてきます。

またMVNO各社のホームページ上では、動画付きで初期設定の方法を詳しく説明しています。

MVNOの初期設定については「APN設定の方法を動画付きで解説」を参考にしてください。

初期設定を完了した状態で端末を送ってくれるMVNOもあるので、機械が苦手な人でも安心して利用できます。

通信速度は各MVNOの通信設備によって違う

「格安SIMの通信速度は遅いのでは」と不安に感じる人も多いですが、通信速度は使用する回線の混み具合によって異なります。

昼休みや通勤時間帯に混みやすいMVNOがある一方で、キャリアにも引けを取らない程高速の場合もあります。

「格安SIMだから大手キャリアの携帯電話より通信速度が遅い」と一概には言えません。

速度重視の人にはUQモバイルが高速で評判がよくおすすめです。またmineoなど優先回線をオプションで申し込めるMVNOもあります。

キャリアメールが使えない場合はフリーメールで代用する

キャリアメールとは、○○○○@ezweb.ne.jp、××××@docomo.ne.jpなどの、大手の携帯電話会社から提供されるメールアドレスのことです。

MVNOに乗り換えると、これらのメールアドレスは使えなくなります。

GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで代用すれば、メールのやりとりをすることもできます。

MVNOに乗り換える前にフリーメールに移行しておくのがおすすめです。

またMVNOによっては○○○○@rakuten.jpや××××@uqmobile.jpなどのメールサービスをオプションで付けられるので、事前にチェックしておきましょう。

しかし大手キャリアのメールアドレスでしか登録できないサービスなどキャリアメールがないと困る人もいます。

その場合は月額約1,000円でメール用にキャリアで契約を残し、その他の機能はMVNOの格安SIMを使うのがお得です。

詳しくは「格安SIMのメールアドレスとキャリアメールを使う方法」で紹介しています。

サポートが不十分なイメージのMVNO・・・実際はどうなの?

MVNOの提供する格安SIMに対して、「安い分サポートが不十分なのでは?」と不安に感じる人もいます。

MVNOによってはセキュリティサービスや破損などの補償オプションもありますし、電話やチャットでのサポートも充実しています。

例えばSo-netではセキュリティの標準装備を行っていますし、mineo(マイネオ)では端末やSIMカードが破損したときのために月額399円(税込)の保証をつけることができるんです。

楽天モバイルやLINEモバイルなどでは、他社で購入した端末補償もオプションでつけられます。

MVNOによって内容は違うので、行われているサポートやサービス内容からMVNOを選ぶのもおすすめです。

MVNOのセキュリティ対策については「格安SIMのセキュリティ対策方法」を参考にしてください。

そんなこと言ったって安い分、大手キャリアより当然サービスは劣るでしょ。
最近のMVNOは他社との差別化を図るためにいろいろなサービスを展開してるんだよ。

大手キャリア顔負けのサービスやプランが充実してきているから、ユーザーの満足度が高いんだよ。

MVNOを利用するなら自分に合ったプランを探そう!

MVNOは独自の回線を持たず、運営にかかるコストがかからないため、大手キャリアより安い値段でスマホを利用することができます。

そのため平均で月額約5,000円も携帯料金を安くすることが可能です。

MVNOを利用するなら、今回紹介したようなデメリットと対処法を理解しておきましょう。

MVNOのプランやオプションは多種多様で、セキュリティサービスや他社端末の補償サービスなど、サポートやサービスが充実しているMVNOもあります。

自分の使い方に合ったMVNOやプランを選んで、お得にスマホを利用しましょう。

※記載されている内容は2017年3月現在のものです。