ガラケーで格安SIMを使う方法と注意点

ガラケーで格安SIMを使う方法と注意点

「スマホは携帯料金が高い」という理由でガラケーを使っている人もいるでしょう。

ドコモ(docomo)やau、ソフトバンク(SoftBank)といった大手キャリアの場合、ガラケーのプランはスマホの半額以下になることが多く、安い月額料金で利用できます。

では大手キャリアより携帯料金が安くなる格安SIMをガラケーに入れた場合、もっとお得に利用できるのでしょうか。

月々の携帯料金を節約する方法として、格安SIMのスマホとガラケーの2台持ちという方法もあります。

音声通話を頻繁に利用する人にはお得ですが、それ以外の人にはほとんど意味がない場合が多いです。

ここではガラケーの格安SIMについて説明し、格安SIMのスマホとガラケー2台持ちのメリット・デメリットを紹介します。

ガラケーを格安SIMにするとネットが使えない!注意点は?

最近では格安SIMを提供する会社(MVNO)も増え、CMや店頭で格安SIMを目にすることも増えてきました。ガラケーユーザーの中には、「携帯をスマホに変えるつもりはないけど、格安SIMを使いたい」と考えている人もいます。

格安SIMをガラケーに挿して利用することは可能です。しかしデータ通信はできなくなるので、インターネットを利用する人にはおすすめできません。

ガラケーを格安SIMにする方法と注意点を紹介します。

格安SIMとキャリアのガラケー利用料金を比較!

大手キャリアの場合、スマホよりもガラケーの方が月額料金は安いです。そのため「ガラケーで格安SIMを使えば携帯料金がもっと安くなるのでは?」と考える人もいます。

日本通信のb-mobile(bモバイル)には、ガラケー専用の格安SIMである「携帯電話SIM」プランがあります。ガラケー専用の格安SIMを利用すると、無料通話が可能です。

b-mobileの「携帯電話SIM」料金プラン(税抜)
通話料 20円/30秒 18円/30秒 14円/30秒
無料通話 1,300円
最大32.5分
2,700円
最大75分
5,000円
最大178.5分
月額基本料 1,290円/月 2,290円/月 3,710円/月

auのガラケーを使用した場合の月額料金は次のとおりで、こちらはデータ通信が可能です。

4GLTEケータイ(auガラホ)の料金プラン
VKプランS VKプランM カケホ
通話 無料通話
1,100円/月分
無料通話
2,600円/月分
通話
かけ放題
月額料金 1,941
~5,937円
2,613
~6,609円
2,700
~7,236円

ガラケーは格安SIMにしても携帯料金が大幅に安くなるわけではなく、音声通話が多いとむしろ高額になります。

また料金が安くなったとしても音声通話とSMS機能以外は使用不可のため、格安SIMのガラケーは使いづらく感じる可能性が高いです。

ガラケーの格安SIMでデータ通信ができないのはなぜ?

上でも説明したように、ガラケーを格安SIMにすると音声通話とSMS機能しか利用できず、データ通信ができなくなります。そのためインターネットやEメールは利用できません。

ガラケーの格安SIMでデータ通信ができないのは、データ通信に必要なAPN設定※ができないためです。

APN設定とは

携帯電話の回線からデータ通信を行う際に経由する、ネットワークを設定することです。大手キャリアの場合はすでにAPN設定がされていますが、格安SIMの場合ユーザー自身が設定を行わなければならない場合もあります。

APN設定の手順や、設定が不要になる方法などについては「APN設定の方法を動画付きで解説」で詳しく解説しています。

しかしAPN設定を行う機能はガラケーにはないので、格安SIMのガラケーはAPN設定をしてデータ通信を行うことはできません。

ガラケーとSIMカードのサイズが合わないときの対処法

ガラケー専用のSIMカードだけでなく、スマホ用の格安SIMもガラケーに挿して使えますが、SIMカード※のサイズが合わずガラケーを使えない場合があります。

SIMカードとは

固有のID番号が記録されており、電話やインターネットをするために必要なICカードです。

SIMカードについては「SIMカードとは?仕組みや種類・購入前の準備」の記事で詳しく説明しています。

SIMカードには3種類のサイズがあります。

SIMのサイズについて

機種によって使えるSIMカードのサイズは異なります。MVNOで格安SIMを契約するときは、自分が使用する機種に合うサイズのSIMカードを購入しましょう。

サイズを確認せずSIMカードを買ってしまった場合は、交換を依頼しましょう。MVNOによっては有料でSIMカードのサイズ変更ができます。

またSIM下駄(※1)やSIMカッター(※2)を使えば、自分でSIMカードサイズを変えることもできます。

※1:SIM下駄とは

SIMカードを載せることでカードのサイズを大きく変更することができる専用アダプタのことを言います。

※2:SIMカッターとは

SIMカードをカットし、小さいサイズにするための道具です。

SIMカッターについて詳しくは「SIMカッターのデメリットと失敗例」で解説しています。

有料でサイズ交換するぐらいなら、自分でサイズを変えればいいや~!
SIM下駄やSIMカッターは失敗する恐れもあるし、携帯会社やメーカーのサポートが受けられなくなる可能性もあるからおすすめできないよ。

ガラケー・格安SIMを入れたスマホ2台持ちは音声通話が多い人向け

携帯料金節約のために、ガラケーと格安SIMを入れたスマホを2台持ちしている人もいます。

格安SIMには無料通話がないため、音声通話付きプランを契約するとキャリアより通話料が高くなる場合があります。そのためスマホではデータ通信、音声通話にはガラケーと使い分けをします。

しかしスマホとガラケーの2台持ちで、携帯料金が必ず節約できるというわけではありません。

最近はLINEなどの無料通話アプリが連絡手段として定着し、通話料金を気にせず利用できる人も多くなってきました。

このような人はスマホとガラケーを2台持ちしても、通話料金は大して変わりません。

また2台持ちには次のようなデメリットがあります。

  • 2台充電しなければいけないので面倒
  • 2台持ち歩くことになり荷物が増える

一方でスマホとガラケーの2台持ちがおすすめなのは、次のようなユーザーです。

2台持ちが適しているユーザー
  • 音声通話をよくする
  • キャリアメールを利用する

音声通話を頻繁にしたり長時間利用する人は、スマホ1台よりガラケーとの2台持ちの方が、通話料金を安く抑えられます。

また格安SIMではキャリアメールが利用できないため、キャリアメールでしかやりとりできない人と連絡が取れなくなったり、一部の病院の診察予約ができなくなる場合もあります。

GmailやYahoo!メールなどのフリーメールや、LINEなどのメッセージアプリで代用することも可能ですが、大手キャリアのメールアドレスでしか登録できないサービスもあります。

キャリアメールを利用中で今後も必要な人は、スマホとガラケーを2台持ちしましょう。

格安SIMってキャリアメールが使えないんでしょ。
そうだね。でも携帯会社によってはメールアドレスを有料または無料でもらえるサービスやオプションもあるよ。

格安SIMのメールアドレスについては「格安SIMのメールアドレスとキャリアメールを使う方法」で詳しく紹介しているよ。

ガラケーを使うなら中古品の白ロムがおすすめ!端末代を節約できる

ガラケーを格安SIMにしても、スマホの場合ほど携帯料金が安くならないと説明しましたが、ガラケーは大手キャリアで、一括0円の商品を購入すれば端末代を節約できます。

でも大手キャリアではガラケーの取り扱い機種はスマホに比べて少なく、気に入る機種がなかなか見つからない人もいます。

そこでおすすめなのが、白ロムのガラケーです。

白ロムとは

SIMカードが入っていない状態の端末で、基本的には中古品です。SIMカードを挿入することで端末を使用することができます。

白ロムについては「白ロムとは?購入方法と注意点」の記事で詳しく説明しています。

白ロムは中古品として販売されているため、安い価格で端末を手に入れることができます。新品同様の端末や販売終了した機種もあります。

白ロムのガラケーと端末料金例
販売店 機種と状態 端末料金
(税込)
イオシス
(IOSYS)
FOMA F-05A(ドコモ)
・傷、ひび割れなど
2,980円
エイヤー!
(eiYAAA)
SH009(au)
・大きめの傷
・塗装の剥がれあり
980円
エコモバイル 002P for Biz
(ソフトバンク)
・薄い擦り傷
2,980円

白ロムは実店舗だけでなく通販サイトでも購入できます。オークションサイトでも白ロムは出品されていて、価格も実店舗より安い場合が多いです。

しかしオークションサイトでは商品が届かないなどの詐欺被害に遭う危険性もあるので注意が必要です。

中古品の白ロムはすぐ故障する可能性もあるから、保証サポートが受けられる店での購入がおすすめだよ。

ガラケーを格安SIMにする前に、一番お得な使い方を考えよう

ガラケーは格安SIMにしても携帯代を節約できない場合が多く、通話料金が高くなり損をする可能性があります。

MVNOと契約する前に、まずは自分に合った携帯電話の使い方を考えましょう。

携帯代の節約術として格安SIMを入れたスマホをガラケーと2台持ちする方法が紹介されていますが、これは全てのガラケーユーザーに有効な方法ではありません。

音声通話が少なくキャリアメールのアドレスも必要ない人は、2台持ちで携帯代を安くすることはできないのでスマホ1台を使用しましょう。

ガラケーからスマホへ機種変更する人も多い中、「スマホほどの機能は必要ない」「スマホは使いこなせない」などの理由でガラケーを使い続けている人もいます。

ガラケーを引き続き利用したいユーザーは、今回紹介した白ロムを使えば端末代を節約できます。ぜひ購入を検討してみてください。

※記載されている内容は2016年12月現在のものです。