SIMフリーとは?仕組みとメリットを解説

SIMフリーとは?仕組みとメリットを解説

最近格安SIMという言葉を、CMや家電量販店などで見かける人も多いのではないでしょうか。

その格安SIMを利用するためには、SIMフリーのスマホ端末が必要です。SIMフリー端末なら携帯会社を自由に選ぶことができ、格安SIMを利用すれば毎月の携帯料金を2,000円以下に抑えることも可能です。

ほかにも海外で現地の携帯会社を直接利用できるなど、SIMフリーのスマホ端末にはメリットが多いんですよ。

この記事では、SIMフリーについて詳しく説明していきます。

SIMフリーとは何か?用語をわかりやすく解説

SIMフリーという言葉を、聞いたことはあるけれどよく意味が分からないという人も多いのではないでしょうか。

SIMフリーとは携帯会社の縛りがない端末のことで、SIMフリーのスマホなら対応端末であれば携帯会社を自由に選んで使うことができます。

SIMフリーのスマホを手に入れるためには、次の2つの方法があります。

SIMフリーのスマホを手に入れる方法
  • 端末のSIMロック解除をする
  • 初めからSIMロックがかかっていないSIMフリー端末を購入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

SIMフリーのスマホなら携帯会社の制限がなく自由に選べる

SIMフリーとは携帯会社の縛りがないことで、SIMフリースマホはメーカーや格安SIMを扱う業者、通販サイト、家電量販店などで販売されています。

大手キャリア3社であるau・ドコモ(docomo)・ソフトバンク(SoftBank)で契約したスマホには、初期設定でSIMロック(※1)がかかっており、他社のSIMカード(※2)を使うことができません。

※1:SIMロックとは

大手キャリア3社であるau・ドコモ・ソフトバンクで契約したスマホにかかっている制限です。契約者が他社へ流出するのを防ぐために、自社のSIMカードしか対応できないようにしています。

SIMロックについては「SIMロック解除とは?SIMロック解除義務化でiPhoneも対応」で詳しく説明しています。

※2:SIMカードとは

固有のID番号が記録されており、電話やインターネットをするために必要なICカードです。

SIMカードについては「SIMカードとは?仕組みや種類・購入前の準備」の記事で詳しく説明しています。

スマホのSIMロック解除をすればSIMフリーになります。2015年5月以降に発売されたスマホの多くは、一定の条件をクリアしているものが多いので手続きすることで解除が可能です。

SIMロック解除の解説イラスト

SIMロック解除については「SIMロック解除のメリット・デメリット」もぜひ参考にしてください。

SIMフリーiPhoneも販売中!アンドロイドなら2万円以下も

現在では携帯メーカーや家電量販店、通販サイト、格安SIMを扱う業者などが、SIMフリーのスマホを6,000円前後から販売しています。

人気のアンドロイド端末でも多くが2万円前後ですし、中古専門サイトなどでもSIMフリースマホは販売されています。

ただし中古でSIMフリースマホを購入するときは、このような技適マーク※があるか必ず確認してください。

技適マーク
技適マークとは

日本国内で無線機を使うために必要な認証を受けていることを示すマークです。

技適マークについては「SIMフリースマホの技適マーク確認方法と電波法」の記事で詳しく説明しています。

技適マークがないスマホを国内で使用してしまうと、電波法に違反してしまう可能性もあります。

「海外版」として売られているものは日本向けに製造されたものではないので、特に注意が必要です。

知らずに買うところだったわよ!技適マークってどこについてるの!?
技適マークはディスプレイや端末の裏などに表示されているよ。分からない場合は購入前に販売元に確認して、技適マークがあるものを購入してね。

SIMフリースマホと格安SIMの組み合わせで携帯代を節約!

携帯会社というと、ドコモ・au・ソフトバンクの3社が有名ですよね。しかし携帯会社はその大手3社だけではありません。

格安SIMをSIMフリーのスマホに挿入することで携帯料金を安く抑えられますが、この格安SIM(※1)を提供しているのが楽天モバイルやUQモバイルなどのMVNO(※2)と呼ばれる携帯会社です。

※1:格安SIMとは

格安で利用できるSIMカードを格安SIMと呼びます。SIMは通話やインターネットをするために必要なICカードです。

格安SIMについては「格安SIMとは?わかりやすく解説」の記事で詳しく説明しています。

※2:MVNOとは

利用料金が安い携帯会社のことです。電話やインターネット回線を大手キャリアから借りて、通信サービスを提供しています。

MVNOについては「MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット」の記事で詳しく説明しています。

ではここからは格安SIMやMVNOについて詳しく説明します。

SIMフリー端末ならMVNOを自由に選べる

SIMフリーのスマホなら自由に携帯会社を選び、その会社のSIMカードを挿入して利用することができます。

近年は多くのMVNOがあり、格安でスマホが使える格安SIMを販売しており、知名度の高いMVNOの例としてUQモバイルや楽天モバイルなどが挙げられます。

MVNOが格安でサービスを提供できるのは、設備費や人件費などのコストが抑えられているからです。

MVNOはドコモなどキャリアから回線を借りているので、自社でアンテナの補修をする必要がなかったり、店舗数も少ないなど大手に比べ低コストで運営できます。

毎月のスマホ利用料金が2,000円以下の格安SIMを提供しているMVNOも数多くあります。

格安SIMが安い月額料金を出せる理由は「格安SIMはなぜ安い?デメリットやキャリアとの違いを解説」で詳しく解説しています。

SIMフリーと格安SIMで携帯代節約

ここまでSIMフリーのスマホと格安SIMについて説明してきました。

SIMフリーのスマホに格安SIMを入れて利用すれば、毎月の携帯代を安くできます。

SIMカードの仕組み

実際に人気のiPhone7で格安SIMを利用すると、どれくらい安くなるのか計算してみました。

iPhone7 32GBの端末代と携帯料金の総額一例(概算)

24ヶ月の総額
ドコモ(新規) 208,008円(※1、2)
SIMフリーiPhone7
+mineo
133,344円(※3、4)
※1:MNPのカケホーダイライトプラン、データMパックで計算
※2:端末は分割購入、各種割引適用
※3:ドコモプランのデュアルタイプ5GBで計算
※4:iPhone7端末代78,624円含む

比べてみると一目瞭然ですね。2年間で約75,000円もの差額が出ました。スマホ端末によってはもっと大きな差が出ることもありますよ。

えーっ!かなり安くなるんだね!
実際にmineoユーザーで端末を一括で購入した人がいるけど、毎月の通信料金は3GBに音声通話がついてだいたい1,600円だって。

携帯代を抑えるならSIMフリースマホと格安SIMを組み合わせて利用するのがお得だよ。

海外ではSIMフリーが当たり前!変わりつつある日本の携帯市場

SIMフリーが徐々に広まってきた日本ですが、海外に目を向けると多くの国でスマホはSIMフリーが常識です。

では海外と日本のスマホ事情を詳しく紹介します。

海外ではSIMフリーが常識!海外の流れが日本にも

海外では多くの国で自分の欲しいSIMフリーのスマホを購入し、自分に合った携帯会社のSIMカードを選んで利用します。

その1枚のSIMをいくつかのスマホやタブレットで使い回すことも。

SIMカードも1枚だけでなく、音声通話とネットで違う会社と契約するなど複数のSIMカードを契約することも広まりつつあります。

日本のスマホ事情は海外から見るとかなり特殊で、2015年5月より前に発売されたスマホのほとんどがSIMロックを解除できませんでした。

そのため自分の欲しいスマホではなく、その携帯会社で取り扱っているスマホやプランの中から選ぶという状況が長く続きました。

しかし日本でも海外のスマホ事情に詳しい人の間で、海外向けのSIMフリースマホを購入し日本国内で使用することが広まりましたが、同時に技適マークがついていない(日本の技術認証を受けていない)スマホが多く出回り問題になりました。

SIMロックの時代は終わった!SIMフリー台頭の背景

わざわざ海外のスマホを購入し使用する人が現れた背景には、日本の大手携帯会社によるユーザー囲い込みのための次のような制約があります。

日本の大手携帯会社による制約
  • SIMロックをかける
  • 2年以内に解約すると高額な解約金が発生する2年縛りを設ける
  • 2年経つと毎月の割引が適用外になる

これらの制約から月々の携帯料金が高額で、さらに海外でも現地のSIMが使えないなど、ユーザーにとって不便な状態が続いていました。

そのため総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を制定し、SIMロック解除を実質的に義務付けたのです。

現在はスマホを大手携帯会社で契約しても、契約期間の途中で条件をクリアすればSIMロック解除ができるように変化しています。

日本国内でもSIMフリースマホが普及し始めていて、SIMフリースマホやSIMカードの市場は拡大しているよ。

実際に大手家電量販店では格安SIMや格安スマホの特設コーナーがあって、商品数も充実しているんだ。

SIMフリーを活用してお得にスマホを利用しよう!

ここまでSIMフリーについて解説してきました。海外では一般的なSIMフリーが日本でも徐々に広まり、ユーザーの選択肢も大きく広がっています。

SIMフリーと格安SIMの組み合わせなら携帯代を月額2,000円以下で利用することもできるので、毎月の携帯代を安く抑えたい人におすすめです。

選択肢が多い分面倒だと感じる人もいると思いますが、うまく活用すれば携帯代を2年間で10万円以上も節約できるので、十分活用する価値はありますよ。

今大手携帯3社で契約をしている人でも、2015年5月以降に販売されたスマホであればSIMロック解除できる機種も多いですし、新たに安いSIMフリースマホを購入するのも良いと思います。

SIMフリーを活用して、お得にスマホを利用してみてください。

※記載されている内容は2017年3月現在のものです。