SIMフリーのメリットとデメリット

SIMフリーのメリットとデメリット

「au・ソフトバンク・ドコモとスマホを契約しているけれど、携帯料金を抑えたい」という人も多いのではないでしょうか。その方法の1つがSIMフリースマホと格安SIMの利用です。

SIMフリーという言葉を聞いたことがあっても、実際どんなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。

SIMフリーのスマホを利用することで、格安SIMを使い毎月の携帯料金を安くできるだけでなく、海外旅行や出張でも自分のスマホを安い料金で使えるようになるんですよ。

一方で大手3社のプランでよく見られる端末代の割引きは、SIMフリーの端末購入時には少ないです。

店舗も大手3社ほど多く展開している携帯会社はなく、結局端末料金の安さと安心感で3社のどれかで割高な契約をする人も多いのではないでしょうか。

しかし割引きや店舗展開にかかるコストは、毎月の携帯料金に上乗せされているんですよ。結果的にはSIMフリー端末を使って、3社以外の安い携帯会社と契約するほうがお得なんです。

携帯料金は安くてもサービスやサポートが充実している会社もあります。

今回はSIMフリーのメリットとデメリットを詳しく解説します。

SIMフリーとは?SIMフリーを分かりやすく解説

総務省の平成26年通信利用動向調査(世帯編)によると、スマホを持つ人の数は増加しており、20~30代では実に9割以上です。

そのスマホの月額料金が、7,000円以上という人も多いのではないでしょうか。その場合、年単位で見ると10万円近くにもなってしまいます。

家族が多ければその分スマホ料金は上がってしまうので、なんとか節約したいですよね。

そこでおすすめなのが、低料金でスマホが使える格安SIM※です。格安SIMに変更すると、スマホの月額料金を2,000円以下に抑えることも可能なんです。
格安SIMとは

格安で利用できるSIMカードを格安SIMと呼びます。SIMは通話やインターネットをするために必要なICカードです。

格安SIMについては「格安SIMとは?わかりやすく解説」の記事で詳しく説明しています。

ドコモ・auならSIMロック※がかかったままでも、端末や乗り換え先によっては格安SIMに乗り換えることもできますが、携帯会社の選択肢が限られてしまいます。

SIMロックとは

大手キャリア3社であるau・ドコモ・ソフトバンクで契約したスマホにかかっている制限です。契約者が他社へ流出するのを防ぐために、自社のSIMカードしか対応できないようにしています。

SIMロックについては「SIMロック解除とは?SIMロック解除義務化でiPhoneも対応」で詳しく説明しています。

ソフトバンクユーザーや携帯会社を自由に選びたい人、海外でも自分のスマホを使いたい人には、SIMロックが掛かっていないSIMフリー端末を手に入れるか、SIMロック解除するのがおすすめです。

SIMロック解除は契約後180日を経過していることなど一定の条件をクリアすれば、ネットや電話、店舗などで簡単にできます。

各社のSIMロック解除方法については次の記事を参考にしてください。

SIMフリースマホはiPhoneならApple Storeで、Androidなら携帯メーカーや家電量販店で新品でも6,000円前後から販売しています。Androidの場合、人気の端末でも多くが2万円前後です。

僕はとにかく安く済ませたいなー!
とにかく安くSIMフリースマホを購入したい人には、白ロムがおすすめ。

白ロムはデメリットもいろいろあるから、「白ロムとは?購入方法と注意点」も合わせて読んでみてね。

SIMフリーのメリット3つ!お得に賢く使いこなそう

SIMフリーのメリットはとにかくお得にスマホが使えることです。

SIMフリーの3つのメリット
  • 携帯会社の選択肢が多い
  • 中古での売却価格が高い
  • 海外でもお得に自分のスマホを使える

SIMフリー端末なら、対応端末であれば格安SIMを自由に選ぶことができます。

多くの携帯会社のなかから選ぶことで、自分に合うプランを契約することが可能です。

また不要になったスマホを売るときにも、SIMロックがかかっているスマホより、SIMフリースマホの方が高値で買い取ってもらえるのでお得です。

海外では現地や国内で海外用のSIMを契約することで、短期でも長期でも自分のスマホを安く海外で使用することができます。

この3つのメリットをそれぞれ詳しく紹介します。

SIMフリーなら自由に携帯会社を選べる!

SIMロックがかかっていると、そのスマホを販売する携帯会社とその回線を利用しているMVNO※しか利用できません。

MVNOとは

利用料金が安い携帯会社のことです。電話やインターネット回線を大手キャリアから借りて、通信サービスを提供しています。

MVNOについては「MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット」の記事で詳しく説明しています。

近年は多くのMVNOがあり、安い携帯料金でスマホが使える格安SIMを販売しています。

人気のMVNOの例としてUQモバイルやOCNモバイルONEなどが挙げられますが、回線を借り受けしているキャリアでドコモ系とau系に分かれます。

auユーザーはau回線のMVNO、ドコモユーザーならドコモ回線のMVNOを、端末やMVNOによってはSIMロック解除なしで利用できます。

しかし他社の回線を利用する携帯会社は選択肢から外れてしまいます。

SIMフリースマホなら回線の系統を気にせず、端末の周波数が合えば自由に携帯会社を選ぶことができます。

SIMフリー端末はSIMロック端末より買取価格が高い!

SIMフリースマホは不要になって売るときも、SIMロック端末に比べ高く売れるのでお得です。選べる携帯会社が広がる分、人気があります。

実際に中古商品専門サイトでは、SIMロック端末とSIMフリー(SIMロック解除済み)端末で、買取価格に差があります。

iPhone6sの買取価格一例
端末 SIMフリー SIMロック(au)
iPhone6s 16GB 33,000円 28,000円

同じ端末でも5,000円も買取価格に差がありました。せっかくお得にスマホを使うなら、売るときも高値の方がいいですよね。

海外でも自分のスマホがお得に使える!短期旅行にもおすすめ

SIMフリーなら対応端末であれば携帯会社に縛りがなく自由に格安SIMが選べると説明しましたが、それは国内に限った話ではありません。

SIMフリーにすると海外でも現地携帯会社のSIMや海外対応のSIMを利用できるので、安く自分のスマホを使うことができます。

SIMを差し替えるだけで済むので、これまでのようにキャリアの高額な海外プランを申し込んだり、空港や渡航先でスマホやルーターをレンタルする必要はなくなります。

日本国内で契約可能なアメリカの通信料金例
プラン 内容 料金
(7日間)
ZIP SIM
7日間アメリカ用
通話+SMS+データ通信
7日間500MB
2,610円
ドコモ海外
1dayパケ
データ通信1日30MB
(音声・SMSは対象外)
6,860円
イモトのWiFi 4G/LTE WiFiプラン 11,060円

長期滞在だけでなく短期でもとてもお得です。

海外で使用できるSIMカードの購入方法は、日本の家電量販店や通販サイト、空港などで購入する方法と、現地の空港やコンビニで購入する方法があるよ。

海外に行くならキャリアの海外プランやWi-Fiより、断然海外用SIMがおすすめ!

海外用SIMについて知りたい人は「海外用プリペイドSIMの購入方法と使い方」も合わせて読んでみてね。

SIMフリーのデメリットとは?あなたの不安を解消!

スマホがお得に使えるSIMフリーですが、「おいしい話ばかりでなくデメリットもあるのでは」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

SIMフリー端末には次のようなデメリットが挙げられます。

SIMフリーのデメリット
  • 端末代を割引きする携帯会社が少ない
  • SIMフリー端末を購入できる店舗が少ない

大手3社の大きなメリットは端末代の割引きがあることです。しかし格安SIMを扱う携帯会社で端末代の割引を行うところは少ないのが現状です。

また大手3社は全国に店舗展開しており、分からないことはすぐに対面で相談できるのも強みですが、SIMフリーを直接購入できる店舗はまだまだ少ないです。

しかし大手3社が行う過剰な端末代の値引きや全国的な店舗展開にかかるコストは、利用者の通信料金に上乗せされているので、結果的に携帯料金は高くついてしまいます。

それではSIMフリーのデメリットとその実態について詳しく見ていきましょう。

端末代金の割引きがある大手携帯会社の方が安い?

SIMフリースマホを格安SIMを扱う会社やネット、家電量販店などで直接購入する場合は、大手3社のような端末代の割引きは少ないです。

しかし格安SIMにすれば毎月の携帯料金がその分安くなるので、2年間の総額ではお得なんですよ。

ドコモで2年間契約した場合と、Apple StoreでSIMフリー端末を購入し格安SIMを提供するmineoで2年間契約した場合をiPhoneSE(16GB)の毎月5GBプランで比較しました。

iPhoneSE(16GB)の端末代+24ヶ月の通信料金
24ヶ月の総額(税込)
Apple Store+mineo 99,520円
ドコモ 196,992円
※mineoはDプラン・デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)の場合
※ドコモは新規契約・カケホーダイライト・データMパックの場合

2年間にかかる総額を比較すると、SIMフリー+格安SIMよりドコモの方が約10万円近く高いという結果になりました。

サポート面は大丈夫?

初めて使うものに不安があるために「全国展開しいつでも対面で相談できる大手3社がいい」という人もいるのではないでしょうか。

楽天モバイルなど繁華街に店舗展開しているMVNOもありますし、mineoなどは電話やチャットでいつでも相談でき安心です。

初期設定が不安な人にも、楽天モバイルなどは家まで来て初期設定をしてくれるサービスも行なっていますし、初期設定がすでに済んでいる状態でスマホを発送してくれるMVNOもあります。

機械が苦手など不安がある人は、初期設定や使用中に相談ができるなどサポートが充実したMVNOを選ぶのがおすすめです。

端末割引があるドコモやソフトバンクの方が安いって思ってた!2年で考えたらMVNOのが安いじゃない!
端末代が値引きされるとはいえ、2年間の通信料金を足すとSIMフリーと格安SIMの組み合わせの方が結果的にはお得なんだよ。

SIMフリーで携帯料金をお得に!自分に合う携帯会社を選ぼう

SIMフリーにはメリットが満載で、デメリットである不安も解消できるものだと説明してきました。SIMフリーなら国内でも海外でもお得にスマホを使うことができますよ。

また大手3社のメリットと思われている、端末代の割引きや店舗の全国展開は、毎月の携帯料金が高額になっている原因なんです。それらのコストは利用者の携帯料金に上乗せされているんですよ。

大手3社以外でもサービスやサポートが充実していて、さらに携帯料金が安い携帯会社もたくさんあるんです。

携帯料金を安くしたいと考えている人には、SIMフリーを利用することがおすすめです。

※記載されている内容は2017年3月現在のものです。