格安SIMの速度制限を徹底比較!通信量が確認できるアプリも紹介

格安SIMの速度制限を徹底比較!通信量が確認できるアプリも紹介

スマホの通信速度が低速になると、動画サイトやゲームアプリなどが思うように動かなくなり、大きなストレスを感じますよね。

格安SIMの速度制限には基本的に3つのパターンがあり、楽天モバイルやmineoなど各MVNOによって細かい制限ルールが設けられています。

この記事では3パターンある格安SIMの速度制限の説明や、MVNOごとの速度制限を表にして、それぞれの制限ルールを比較しています。

また通信速度200kbpsでできることや、速度制限の対策ができる便利なアプリも紹介します。

格安SIMにはどのような速度制限のルールがあるのか、またMVNOごとにどのような制限ルールや特徴があるのか知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

格安SIMには3つの速度制限があることを覚えておこう

ほとんどの格安SIMは、すべてのユーザーに公平なサービスを提供するため、大量にデータ通信を消費するヘビーユーザーに対して通信の速度制限を行なっています。

大手キャリアから回線を借りているMVNO※は、利用できる帯域が限られているので一部のユーザーが大量にデータ容量を使用すると、ほかのユーザーに迷惑がかかってしまいます。

MVNOとは

auやドコモなどの大手キャリアから電波を借り、私たち消費者が安い料金でスマホを利用できるサービスを提供する会社のことです。

MVNOについては「MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット」の記事で詳しく説明しています。

実は各MVNOに回線を提供している大手キャリアにも速度制限があります。

この速度制限は回線を持つ大手キャリアでも行われています。通信回線には限界があるため、どこかで制限しないと、いずれ利用できる回線の帯域が足りなくなってしまうからです。

では格安SIMにはどのような速度制限があるのでしょうか。各MVNOは主に次のような状態になると速度制限を行います。

速度制限をされる主な条件
  • プラン容量を使い切ったとき
  • 3日間で一定のデータ通信量を使用したとき
  • 自分で低速に切り替えたとき

それぞれどのようにして速度制限を行うのか、詳しく見ていきましょう。

プラン容量を使い切ったときに受ける速度制限

月に契約したプラン容量をすべて使い切ってしまったとき、速度制限を受けます。

たとえば月5GBのプランに申し込んだ人が、1ヶ月経たないうちに5GBすべて使い切ってしまった場合です。

この速度制限は、格安SIMのオプションでデータ容量を追加すれば解除されます。

毎月のようにデータ容量が足りなくなってしまう場合は、その度に有料オプションを利用するよりも容量プランの段階を上げたほうが無駄な出費がないのでおすすめです。

3日間で一定のデータ通信量を使用したときに受ける速度制限

直近3日間で定められたデータ容量よりも多く使用してしまったとき、速度制限を受けます。

データ容量は各MVNOによって異なりますが、上限を超えてしまった日の翌日から速度制限を受ける対象になります。

この速度制限は、ほとんどの格安SIMが翌日に制限解除を行なっています。

自分で通信速度を低速に切り替えたときに受ける速度制限

格安SIMの通信速度を高速モードから低速モードに切り替えたときにも、速度制限を受けます。

低速モードは高速モードよりも通信速度が遅くなりますが、データ通信量がいっさい減らなくなるので容量の節約ができるんですよ。

「3GB契約なのに月初めに2GBも使ってしまった!」というときに低速モードに切り替えれば、通信を行っても2GB以上のデータ通信量が消費されません。

このように格安SIMは、大手キャリアにはない細かい速度制限のルールを設けています。

格安SIMによっては、通信速度の切り替え機能がついてないものがあるよ。

決められたデータ通信量を一気に使ってしまっても、後から速度を調節することができないから注意してね。

格安SIMの速度制限を徹底比較!制限のない格安SIMも紹介します

プラン容量をすべて使い切ったときに受ける速度制限は、すべての格安SIMに共通しています。しかし3日間の速度制限は、各MVNOやプランによって内容が異なるんですよ。

次は各MVNOの速度制限ルールをプラン別に比較し紹介します。それぞれの特徴や速度制限の回避方法なども載せているので、ぜひ参考にしてくださいね。

mineoの速度制限

mineoは、通信速度を高速モードと低速モードに切り替えることができます。

またauプランのみ直近3日間の速度制限を設けていますが、公式サイトを見るかぎり、確実に制限するわけではないようです。

mineoのプラン別速度制限比較
プラン名 最大受信速度 速度制限
ドコモプラン
(Dプラン)
225Mbps なし
auプラン
(Aプラン)
225Mbps 直近3日間で6GB以上利用すると制限される場合がある

容量を使い過ぎてしまったときは、マイネ王に登録すればフリータンクから月1GBまでデータ容量を無料で引き出すことができます。

速度制限を受けてしまったときは、データ容量の追加チャージを利用すれば高速通信がふたたび利用できますよ。

mineoについて詳しくは「mineo(マイネオ)の評判・口コミ・料金・サービスの総まとめ」で紹介しています。

OCNモバイルONEの速度制限

OCNモバイルONEは、どのプランにも直近3日間の速度制限を設けていません。

OCNモバイルONEのプラン別速度制限比較
コース名 最大受信速度 速度制限
110MB/日~170MB/日 262.5Mbps なし
3GB/月~10GB/月 262.5Mbps なし
500kbps 500kbps 月に15GB以上利用すると制限される

110MB/日コースなど1日に利用できるデータ容量が決まっている場合は、OCNモバイル専用アプリで通信量の数値やグラフを確認しながら通信を行うのが良いでしょう。

もし速度制限を受けてしまったときは、容量追加オプションを利用すれば高速通信がふたたび利用できます。

3GB~10GBコースと500kbpsコースの場合は、追加容量を使い切れなかった場合も最大3ヶ月まで繰り越しができるので、月末に制限されても安心して追加オプションを利用できますよ。

イオンモバイルの速度制限

イオンモバイルは通信速度を高速モードと低速モードに切り替えられますが、低速モードのみ直近3日間の速度制限が設けられています。

イオンモバイルのプラン別速度制限比較
プラン名 最大受信速度 速度制限
500MB~50GB 375Mbps 低速通信の状態で、直近3日間で合計366MB以上利用すると制限される場合がある

一度速度制限されると、直近3日間の通信量が合計366MBを下回るまで制限が続く場合があるので、しばらく通信を控えるかデータ容量の追加をする必要があります。

データ容量追加の上限はひと月3GBですが、容量が余った場合は翌月末まで繰り越しができますよ。

楽天モバイルの速度制限

以前は楽天モバイルでも直近3日間の速度制限を設けていました。しかし現在では撤廃され、3日間制限を気にすることなく利用することができます。

楽天モバイルのプラン別速度制限比較
プラン名 最大受信速度 速度制限
ベーシック 200kbps なし
3.1GB 262.5Mbps なし
5GB 262.5Mbps なし
10GB 262.5Mbps なし
20GB・30GB 262.5Mbps なし

ベーシックプランは、もともとの最大受信速度が200kbpsと低速。しかし上限なく好きなだけデータ通信ができますよ。

楽天モバイルは「楽天モバイルの特徴や評判、申込方法から解約手順まで徹底解説」で詳しく紹介しています。

LINEモバイルの速度制限

LINEモバイルは、どのプランにも直近3日間の速度制限を設けていません。

LINEモバイルのプラン別速度制限比較
プラン名 最大受信速度 速度制限
LINEフリー 不明 なし
コミュニケーションフリー 不明 なし
MUSIC+ 不明 なし

月のデータ容量を使い切って速度制限を受けても、LINEやTwitter、FacebookなどのSNSは高速通信で利用できます。

またデータ量を追加購入すれば、通信速度制限を解除することができますよ。

LINEモバイルは「LINEモバイル徹底検証!サービスや通信速度など評判まとめ」で解説しています。

UQモバイルの速度制限

UQモバイルは、ターボ機能で高速モードと低速モードに通信速度の切り替えが可能です。

UQモバイルのプラン別速度制限比較
プラン名 最大受信速度 速度制限
データ高速
(3GB)
150Mbps 直近3日間で6GB以上利用すると制限される場合がある
データ無制限 500kbps 直近3日間で6GB以上利用すると制限される場合がある

各プランに直近3日間の速度制限を設けていますが、公式サイトを見るかぎり6GBを超えても必ず速度制限するというわけではないようです。

さらに決められたデータ容量を使い切っても追加購入ができるうえ、余った分は翌月に繰り越しできます。

UQモバイルについて詳しくは「UQモバイル徹底解説!KDDIが運営するau系最速格安SIM」をご覧ください。

いかがでしたか。格安SIMによってさまざまな制限ルールを設けていることがわかりましたね。

上の表から、3日間の速度制限がない格安SIMはmineo、OCNモバイルONE、LINEモバイルの3社だということがわかるね。

各プランの速度制限を比較して、自分のライフスタイルにぴったりの格安SIMを見つけてね。

格安SIMの速度制限を受けると動画サイトを快適に楽しめない!

各MVNOの公式サイトの料金表を見ると、「直近3日間の通信量が合計〇〇MBを超えた場合、通信速度が受信時最大200kbpsになります。」といった注意書きが、細かい文字で記載されています。

この「受信速度最大200kbps」とは、いったいどのくらいの速さなのでしょうか。

LINEやFacebook、YouTubeなどたくさんの人が利用しているアプリがどのくらい使用できるのかそれぞれ見ていきましょう。

LINEやメールは問題なく使えます

データ通信量が少ないLINEやメールなどのやり取りであれば、低速でも問題なく使えます。

LINEは文字だけのやり取りなら使用感に問題ありませんが、スタンプの連投や画像受信になると、読み込みが遅くなります。

また低速時の通話は、高速時より不安定でたまに途切れることがあります。

Facebookは文字だけ表示されます

通信速度200kbps以下でFacebookを開くと、タイムラインの画像や動画は表示されずに文字だけ並んだ状態になります。

写真や動画のアップロードにはかなり時間がかかりますが、文字だけの投稿ならまったく問題ないようです。

TwitterやInstagramなどの画像表示が多いSNSも、ページの読み込みに時間がかかるので大きなストレスを感じてしまいます。

YouTubeは4分の低画質動画でも読み込み時間が長い

低速時でもYouTubeなどの動画サイトは利用可能ですが、高速時のように快適に映像を楽しめません。

試しに格安SIMの速度制限を受けたときに、YouTubeで4分ほどのミュージックビデオを再生してみました。

するとミュージックビデオの前に流れる広告の読み込みに約10秒。本編の再生が始まって少し経つとさらに10秒以上停止してしまいました。

また通常は高画質で動画再生されるのですが、制限を受けたときは自動的に低画質へ変わります。

受信速度200kbps以下になったときに動画サイトをストレスフリーで利用するのは難しいようです。

速度制限中に動画サイトを見たいときは、Wi-Fiスポットなどの高速通信が可能な場所での利用をおすすめします。

Googleマップは現在地の読み込みに10秒以上かかります

通信速度200kbps以下の状態でGoogleマップのアプリを開くと、10秒以上経っても現在地の表示がされませんでした。

速度制限されるとGoogleマップは使いものにならないようです。

速度制限されて通信速度200kbps以下になっても、メールやLINEメッセージのやり取りは問題なく使えることがわかりました。

しかしウェブサイト上の画像・動画の読み込みや、Googleマップの利用はかなり厳しいようです。

速度制限を受けて通信速度が200kbspになると、スマホでまったく何もできなくなるというわけではないんだね。ちょっと安心した~。
ちなみに200kbpsとはあくまでも理論上での通信速度の最大値だから、時間帯によっては100kbps以下の通信速度になることも十分にあり得るよ。

格安SIMの速度制限の対策に便利なアプリを紹介します

格安SIMは決められたデータ容量を超えると速度制限がかかり、低速になるとサイトやアプリを利用する際にかなりストレスを感じてしまうと説明しました。

格安SIMによっては、今自分がどのくらいデータ容量を使用しているのか確認できたり、データ容量の上限を越えそうなときにアラームで警告してくれたりと便利な機能がついたものがあります。

しかし、すべての格安SIMにそのような機能がついているわけではありません。

もし自分の格安SIMに、データ容量の確認やアラーム機能がついていない場合は、同じ機能のある無料アプリの使用をおすすめします。

次にレビュー評価の高い、通信量チェックアプリを2つ紹介します。どちらもシンプルで使いやすいアプリなので速度制限の防止にぜひ役立ててください。

カナヘイの通信量チェッカー

通信量チェッカー★カナヘイのデータ通信制限を予防するアプリ

見た目も可愛く、シンプルでわかりやすい通信量チェックアプリです。

データ通信量のメーターがホットケーキになっており、自分が使った分だけホットケーキの量が減っていくシステムとなっています。

通信量チェック以外に、カナヘイさんのイラスト壁紙が無料ダウンロードできる特典がありますよ。

My Data Manager

My Data Manager

My Data Managerはデータ通信量のチェック以外に、自分で決めた使用量の上限を超えたときにアラームで知らせてくれる便利な機能がついています。

また月のデータ使用量がグラフで表示され、今まで使用したデータ通信量を振り返ることができます。

自分がどれだけ利用したか日別や月別で比較できるので、格安SIMプランの見直しにも役立つアプリです。

今回紹介したもの以外にも、通信量のチェックやアラーム機能のついた便利な無料アプリはたくさんあるので、いろいろと試してみるのも良いですね。

格安SIMの速度制限って、データ通信量の上限がめっちゃ細かく設定されてるから、今まで使用したデータ容量がひと目でわかるアプリはマジで便利だわ!
通信量のチェックができる便利な機能がついたアプリを利用すれば、格安SIMの速度制限を未然に防ぐことができるよ。

速度制限のしくみを理解して自分にあった格安SIMを選ぼう!

格安SIMは基本的に3つの速度制限があり、「3日間の速度制限がないもの」や「低速モードのみ速度制限を行うもの」など、MVNOによってルールは異なります。

しかし通信速度の切り替え機能や通信量チェックのアプリを活用すれば、自分でデータ容量の管理ができるので、事前に速度制限の対策が可能です。

自分の必要なデータ容量分だけの料金を払えばよいので、データ通信をあまり利用しない人は大手キャリアに比べて半分以上も料金がおトクになるケースもあります。

格安SIMの速度制限を理解して、自分のライフスタイルにぴったりのプランを見つけてくださいね。