SIMフリーのメリットとデメリット

2019.06.03                

皆さんの毎月のスマホ代は、いくらぐらいですか？

大手キャリア契約の人のなかには、毎月1万円近く支払っているという人もいるようですが、格安SIMに変更すると毎月2,000円以下に抑えることも可能なんです。

SIMフリーのスマホ端末と格安SIMを上手に利用すれば、毎月の携帯料金を安くできるだけでなく、海外でも自分のスマホ端末を使い安く通話や通信が可能。

一方でSIMフリー端末購入時には、大手3社のプランでよく見られる端末代の割引きはあまりありません。

今回はSIMフリーのメリットとデメリットを詳しく解説します。

SIMフリーとは？SIMフリーを分かりやすく解説

スマホ端末には、固有のID番号などが記録されている「SIMカード」が必ず挿入されています。

大手キャリア3社で購入したスマホ端末には、自社の発行するSIMカードしか使えないように鍵（ロック）がかけられていて、このことを「SIMロック」といいます。

例えばドコモのSIMロックがかかっているスマホ端末は、ドコモのSIMカードしか対応しません。

一方で家電量販店で販売されているスマホなど、はじめからSIMロックのかかっていない「SIMフリー端末」もあります。

SIMフリー端末なら、大手キャリアでも格安SIMでも海外のSIMカードでもどこの携帯会社のSIMカードを挿入しても基本的には利用可能。

携帯会社を自由に選びたい人、海外でも自分のスマホを使いたい人には、SIMロックが掛かっていないSIMフリー端末を手に入れるか、SIMロック解除するのがおすすめです。

SIMロック解除は契約後100日を経過していることなど一定の条件をクリアすれば、ネットや電話、店舗などで簡単にできます。

各社のSIMロック解除方法については次の記事を参考にしてください。

• ドコモ→「docomo（ドコモ）端末のSIMロック解除手順」
• au→「【画像つき】auのSIMロック解除方法」
• ソフトバンク→「ソフトバンクのSIMロック解除方法を徹底解説」

SIMフリースマホはiPhoneならApple Storeで、Androidなら携帯メーカーや家電量販店で、安いものなら新品で6,000円前後から販売しています。

SIMフリーのメリット3つ！お得に賢く使いこなそう

SIMフリーのメリットは、とにかくどこの携帯会社が発行しているSIMカードを挿入してもスマホが使えることです。

• 携帯会社の選択肢が多い
• 中古での売却価格が高い
• 海外でもお得に自分のスマホを使える

SIMフリー端末なら、対応端末であれば格安SIMを自由に選ぶことができます。

多くの携帯会社のなかから選ぶことで、自分に合うプランを契約することが可能です。

また不要になったスマホを売るときにも、SIMロックがかかっているスマホより、SIMフリースマホの方が高値で買い取ってもらえます。

海外では現地や国内で海外用のSIMを契約することで、短期でも長期でも自分のスマホを安く海外で使用することができます。

この3つのメリットをそれぞれ詳しく紹介します。

SIMフリーなら自由に携帯会社を選べる！

SIMロックがかかっていると、そのスマホを販売する携帯会社とその回線を利用している格安SIMしか利用できません。

例えばドコモ回線をレンタルしてサービスを提供している格安SIMの場合、ドコモで購入したスマホ端末にSIMカードを入れればそのまま利用可能。

しかしauやソフトバンクなどで購入しSIMロック解除されていないスマホ端末に、ドコモ回線の格安SIMのSIMカードを入れても使用することはできません。

SIMフリー端末はSIMロック端末より買取価格が高い！

SIMフリースマホは不要になって売るときも、SIMロック端末に比べ高く売れるのでお得です。

選べる携帯会社が広がる分、人気があります。

実際に中古商品専門サイトでは、SIMロック端末とSIMフリー端末で、買取価格に差があります。

端末	SIMフリー	SIMロック (大手キャリア3社)
未使用品	93,000円	72,000円
中古	64,500円～86,000円	49,500円～66,000円

同じ端末でも買取価格に大きな差がありました。せっかくお得にスマホを使うなら、売るときも高値の方がいいですよね。

海外でも自分のスマホがお得に使える！短期旅行にもおすすめ

SIMフリーなら対応端末であれば携帯会社に縛りがなく自由に格安SIMが選べると説明しましたが、それは国内に限った話ではありません。

SIMフリーにすると海外でも現地携帯会社のSIMや海外対応のSIMを利用できるので、安く自分のスマホを使うことができます。

SIMを差し替えるだけで済むので、これまでのようにキャリアの高額な海外プランを申し込んだり、空港や渡航先でスマホやルーターをレンタルしたりする必要はありません。

海外で使用できるSIMカードの購入方法は、日本の家電量販店や通販サイト、空港などで購入する方法と、現地の空港やコンビニで購入する方法があります。

海外に行くならキャリアの海外プランやWi-Fiより、SIMフリー端末を利用し海外用SIMを挿入する利用法が断然おすすめです。

SIMフリーのデメリットとは？あなたの不安を解消！

スマホがお得に使えるSIMフリーですが、「おいしい話ばかりでなくデメリットもあるのでは」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

SIMフリー端末には、しいて言えば次のようなデメリットが挙げられます。

• 端末代を割引きする携帯会社が少ない
• SIMフリー端末を購入できる店舗が少ない

大手3社の大きなメリットは端末代の割引きがあること。格安SIMでは端末代の割引を行うところは少ないのが現状です。

格安SIMにすれば毎月の携帯料金がその分安くなるので、2年間の総額はお得。

ではここからは、ドコモと格安SIMの料金を比較してみましょう。

なおドコモで2年契約（自動更新あり）した場合と、Apple StoreでSIMフリー端末を購入し格安SIM「mineo（ドコモ回線）」で2年間契約した場合を比較。

まずは1人で毎月3GB程度利用、スマホはiPhone XS（64GB）を購入したとします。

	ドコモ	ドコモ （各種割引あり）（※１）	mineo
スマホ代	79,200円（※2）	79,200円（※2）	112,800円
月額料金	3,980円	2,480円	1,600円
2年間の総合計	174,720円	138,720円	151,200円

家族みんながドコモで契約しているだけでなく、自宅でドコモ光も別途契約、さらにスマホを2年後に買い換え返却するという人なら、ドコモがお得でしょう。

しかしそうでなければ、絶対的に格安SIMがおすすめです。

では次は1人で毎月10GB程度利用の場合を比較してみましょう。

	ドコモ	ドコモ （各種割引あり）（※１）	mineo
スマホ代	79,200円（※2）	79,200円（※2）	112,800円
月額料金	6,980円	4,980円	3,220円
2年間の総合計	246,720円	198,720円	190,080円

すべての割引が適用されても、10GB程度の利用なら格安SIMの利用がお得。

サポート面は大丈夫？

初めて使うものに不安があるために「全国展開しいつでも対面で相談できる大手3社がいい」という人もいるのではないでしょうか。

楽天モバイルやUQモバイルなど繁華街に店舗展開している格安SIMもありますし、mineoなどは電話やチャットでいつでも相談でき安心です。

初期設定が不安な場合、自宅に直接訪問し初期設定をしてくれるサービスも行なっている格安SIMもありますし、家電量販店なら相談にも乗ってくれます。

機械が苦手など不安がある人は、初期設定や使用中に相談ができるなどサポートが充実した格安SIMを選ぶのがおすすめです。

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