海外用プリペイドSIMの購入方法と使い方

海外用プリペイドSIMの購入方法と使い方

海外旅行や海外出張で、ネットや電話を自由に使えれば便利ですよね。そんなときに活躍するのが、海外用プリペイドSIM。

現地の空港やコンビニで購入すると、500MBのSIMを1,000円以下で手に入れることもできます。キャリアの海外プランは1日980円ほどなので、とても割安です。

SIMを事前に購入しておきたい人にはAmazonなど通販サイトが便利です。例えばアジア11カ国で使える定額SIMが1,380円、ヨーロッパで1ヶ月1GB使えるSIMが2,280円で、海外の携帯会社から売られています。

mineoなど日本の携帯会社も海外用プリペイドSIMを販売しています。日本で出国前に手続きや設定ができサポートも受けられるので、外国語や設定が不安な人も安心して使うことができます。

海外用プリペイドSIMの購入方法や購入前の注意点、使い方、料金例を紹介します。

海外用プリペイドSIMカードを使って海外旅行を安く快適に!

海外旅行や出張のときにネットや電話が使えると、とても便利です。実際に筆者自身も海外でプリペイドSIMを利用しましたが、次のような使い方をしました。

  • 移動時にGoogleMapsを利用してルートと位置情報を検索
  • 近くのレストランやショッピングの情報など、現地の情報収集
  • バスの位置情報・時刻表アプリを利用
  • 家族とLINEで通話

海外用プリペイドSIMは、FreeWi-Fiを探していちいち登録する手間も省けるうえ、料金も割安なのでおすすめです。

実際に他の通信方法に比べどれくらい安くなるのか、比較します。

Wi-Fiやキャリアの海外プランは高額!プリペイドSIMなら半額以下も

Wi-Fiのレンタルやキャリアの海外プランは、海外でスマホを使う方法としてメジャーですが、料金は海外用プリペイドSIMに比べ割高です。

日本国内で契約可能なアメリカの通信料金例
プラン 内容 料金
ZIP SIM
7日間
アメリカ用
LTEデータ通信
7日間500MB
2,000円
IIJmio
海外トラベルSIM
データ通信
14日間500MB
6,850円(※1)
ドコモ
海外1dayパケ
データ通信
1日30MB(※2)
×7日間
6,860円
イモトのWiFi
4G/LTE
WiFiプラン
LTE7日間/定額(※3) 11,060円
※1:2回目から初期費用3,000円が不要
※2:音声・SMSは対象外
※3:3日間で400MBを越すと通信制限がかかる場合もある

海外でスマホを安く使うには、プリペイドSIMの契約がおすすめです。次に海外用プリペイドSIMの購入方法を詳しく紹介します。

SIMのなかにも、データ通信専用やデータ通信+SMS、データ通信+SMS+音声通話などさまざまな種類があるんだよ。

海外で使うプリペイドSIMの購入方法を紹介!

海外用のプリペイドSIMを購入するにはいくつか方法があります。

  • 日本国内の格安SIMを取り扱うMVNOからネットなどで購入
  • 海外業者から通販などで購入
  • 現地のコンビニや空港で購入

「日本語でサポートを受けたい」「日本国内で設定をしておきたい」という人には、日本国内の格安SIMを取り扱うMVNOから購入するのがおすすめです。

「日本で事前に購入しておきたいけれど安く済ませたい」という人は、英語に抵抗がなければ通販などで海外業者のSIMを購入するのがぴったりです。

「現地の言語や英語が使える」という人には、現地調達が最も安く手軽です。

データ通信の容量によって料金が変わります。100MBでできることの目安は次のとおりです。

100MBでできること
  • 300文字程度のテキストメール約20,480通
  • Skypeを使って約174分間の通話
  • Yahoo!トップページ(モバイル版)を約341回表示

それぞれの購入方法や料金例を詳しく紹介します。

日本国内の携帯会社も海外用SIMを販売中!初心者におすすめ

日本国内の携帯会社からも、海外用プリペイドSIMは販売されています。SIMの初期費用がかかったり、データ通信料も海外の事業者に比べ割高です。

しかし日本国内で事前に設定ができたり、日本語でサポートが受けられるなど安心感があります。英語や現地の言語に不安がある人におすすめです。

今回はそのなかから4社を紹介します。

安くて国際電話もできるIIJmioの海外トラベルSIM

IIJmioの海外トラベルSIMの特徴は、国を問わず発信・着信が可能な音声通話プランがあること。

初期費用(税別) 3,000円
データ通信プラン
  • スタートパック3,850円
  • リチャージ100MB800円
  • リチャージ500MB3,850円
音声通話付きプラン
  • スタートパック4,600円
  • リチャージ100MB+通話6分1,000円
  • リチャージ500MB+通話30分3,850円

有効期限はスタートパックと500MBリチャージした場合14日間、100MBリチャージした場合1日です。国際電話がしたい人や安く抑えたい人におすすめです。

少ない容量でOKな人にはmineoの海外プリペイドSIM

mineoはSIMカード代金が初期費用として必要ですが、はじめから30MBがチャージされているのが特徴です。この30MBは日本を含め、複数の国で利用できます。

初期費用(税別) 3,000円
データパックチャージ(免税)※
  • 30MB650円
  • 100MB1,480円
  • 500MB5,480円
  • 1GB9,800円
従量チャージ1MB(免税)
  • Zone1は32円
  • Zone2は92円
  • Zone3は858円
※3G方式

mineoは1MB単位の少ない容量でチャージできるのが特徴で、使いきれなかった場合にもったいない、少ししか使わないという人におすすめです。

楽天スーパーポイントが貯まる!楽天モバイルの海外SIM

楽天モバイルの海外SIMは、SIMカード購入時やチャージで楽天スーパーポイントが貯まるお得なサービスがあります。またSIMカードを購入すると初めから30MBついており、お得です。

SIMカード代金(税別) 3,000円
地域別パックデータ通信
(ヨーロッパ)
  • 50MB
    820円(※1)
  • 200MB
    1,930円(※1)
  • 500MB
    3,850円(※2)
地域別パック通話+SMS
(ヨーロッパ)
  • 通話100分SMS100通
    3,190円(※1)
  • 通話300分SMS300通
    9,020円(※2)
※1:有効期限は購入後7日間
※2:有効期限は購入後30日間

地域別パックには他にもアジア・北アメリカとそれぞれプランがあります。

また地域別パックに含まれない国での使用や少ないデータ容量だけ使いたい人向けに、従量課金制のクレジット購入もできます。

楽天の海外SIMは楽天スーパーポイントを貯めていてヨーロッパに行くという人におすすめです。

現地語や英語が分かるなら海外業者のSIMがぴったり!

海外の事業者が販売するSIMは、日本の携帯会社のSIMに比べ安く、初期費用が不要なプランもあります。

日本語マニュアルが付属されている商品もあり、Amazonなど通販サイトで購入できます。

ただし現地で設定をする必要があるので、英語や現地の言語に抵抗がない人向けです。

ZIP SIMならアメリカ国内が通話し放題プランあり

プランと料金例
プランと有効期限 料金
500MB14日間 2,000円
500MB+通話+SMS7日間 2,380円
1GB+SMS14日間 2,670円
2GB+SMS30日間 4,370円

ZIP SIMはハワイを含めたアメリカで利用できます。

通話付きSIMならアメリカの電話番号が利用でき、アメリカ国内への通話が無制限なので、レストランの予約などに便利です。

アジアで8日間データ通信無制限のSIM2Fly

料金例

1,380円

韓国・台湾・シンガポール・香港・マレーシア・マカオ・インド・ミャンマー・フィリピン・ラオス・カンボジアで利用できます。

1カ国のみでも使えますし、複数の国にまたがっても利用でき便利です。

データ通信量は無制限ですが、8日間で3GBを超えると低速モードになります。

42カ国で利用できるThreeはヨーロッパ旅行におすすめ

プランと料金例
プランと有効期限 料金
1GB30日間 2,280円
3GB90日間 2,720円

イギリスの通信会社であるThreeが提供しており、イギリス国内は4G・3Gに対応しています(その他の国は3G・2G)。

42カ国で使用できるうえに有効期限も長いので、ヨーロッパ旅行をする人におすすめです。

とにかく安く抑えるなら現地調達が最安!空港・コンビニで購入

「とにかく安く抑えたい」「現地の言葉が理解できる」そんな人には現地でSIM購入するのがおすすめです。空港にSIMの自販機もありますし、コンビニや現地の携帯会社で購入もできます。

現地で購入可能なSIMカード例
国名 キャリア
アメリカ H2O・TracFone・ZIP SIM
イギリス 3(Three)・Vodafone・Virgin Media
フランス Orange・SFR・Bouygues
台湾 中華電信・台灣大哥大・遠傳電信
オーストラリア Optus・Vodafone・Telstra

オーストラリアのコンビニではこのように売られていました。
オーストラリアのコンビニで販売されているSIM

500MBのSIMがキャンペーンで10ドル(約860円)から3ドル(約258円)に値引きされていました(1豪ドル=86円換算)。オーストラリアでは多くのコンビニでSIMを扱っています。

私は主要言語ならだいたい使えるし安く抑えたいから、現地で買うわね。
えー僕は日本語しかできないし、海外で設定なんて怖くてできないよー。
日本の携帯会社の海外SIMなら日本で事前に設定できるし、日本語のサポートが受けられておすすめだよ。

ちなみに「英語や現地語は問題ないけれど事前に入手しておきたい」という人は、通販サイトで海外の携帯会社が販売するSIMを購入するといいよ。

プリペイドSIMの使用方法を紹介!周波数帯を必ずチェックして

海外用プリペイドSIMの料金について紹介してきました。

SIMの購入先を決めたら、まずは購入前に端末にSIMロックがかかっていないか、周波数帯が対応しているか、SIMサイズはどれなのかチェックが必要です。

購入後には簡単な設定が必要なので、事前に設定方法を確認しておきましょう。

海外用プリペイドSIM購入前にチェックすることと設定方法、注意点を解説します。

スマホをSIMロック解除、またはSIMフリー端末を入手

まずSIMフリー端末※のスマホを用意します。

SIMフリー端末とは

SIMロックが掛かっていないスマホやタブレット端末です。

SIMフリー端末については「SIMフリーとは?仕組みとメリットを解説」の記事で詳しく説明しています。

初めからSIMフリー端末の場合は問題ありませんが、キャリアで購入した端末の場合はSIMロックがかかっているので、SIMロック解除※する必要があります。

SIMロック解除とは

自社のSIMカードしか対応しないようロックをかけたものを解除することです。ロックは大手3キャリアであるau・ドコモ・ソフトバンクが、他社への流出を阻むためにかけています。

SIMロック解除については「SIMロック解除とは?SIMロック解除義務化でiPhoneも対応」の記事で詳しく説明しています。

各社のSIMロック解除方法は次の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

SIMロックがかかった状態で海外のSIMに差し替えても、利用することはできません。

周波数帯が対応するSIMを購入!

端末と携帯会社が使用する周波数帯が合わなければ、電波が繋がりません。そのため使用するスマホとSIM、それぞれの対応周波数帯を事前に調べてから購入してください。

携帯会社が使用する周波数帯の調べ方

SIMが対応する周波数帯は、SIMを販売する会社のホームページや通販サイトの説明の「接続先ネットワーク」や「周波数帯」「サービスエリア」などのページで調べることができます。

端末が対応する周波数帯の調べ方

また自分の端末の周波数帯を調べる場合は、キャリアやメーカーのスマホ端末紹介ページ中の「機能」から確認してください。

SIMのサイズも事前にチェックが必要!

SIMには標準・micro・nanoの3種類のサイズがあります。スマホ端末とSIMカードのサイズを事前にホームページ上で確認しておきましょう。

SIMカードのサイズについて詳しくは「SIMカードのサイズと対応機種一覧」で詳しく解説しています。

このように3つのサイズ全てに対応しているSIMもあります。

海外のSIMカードのサイズ

SIMを差し替えてAPN設定を行う

SIMを購入したら、利用するためにAPN設定が必要です。mineoやIIJなど日本の携帯会社であれば、出国前に国内でも設定ができます。

海外の携帯会社などの場合は、空港に着いたらWi-Fiを利用して設定をしましょう。APN設定はiPhoneとAndroidで方法が異なります。

iPhoneでAPN設定する方法
  1. Wi-Fiに接続
  2. 画面「Safari(サファリ)」からSIM会社の公式ホームページへアクセス
  3. 設定のページからプロファイルをインストール
  4. 「インストール完了」画面で「完了」を選択
アンドロイドでAPN設定する方法
  1. 設定画面から「モバイルネットワーク」を選択
  2. 「アクセスポイント名」を選択
  3. 通信サービス名を選択(通信サービス名がなければ画面右上の+マークをタップして新規登録)

APN設定については「APN設定の方法を動画付きで解説」で詳しく解説しています。

APN構成プロファイルをダウンロードしなくても利用できるSIMもあります。

事前にホームページなどで設定方法を確認してください。

海外用プリペイドSIMは注意点とかデメリットはないの?
海外用SIMを使用している間は、普段日本で契約している携帯会社からサポートが受けられなかったり、使用中は一部のアプリが使えなくなる可能性はあるよ。

これらの注意点も理解した上で使用してね。

海外旅行や出張でも格安SIMを使えば携帯電話が安くて便利!

海外用プリペイドSIMの購入方法や料金、使用方法など解説しました。

海外旅行や出張のときにネットにつながると、いつでも連絡も取ることができとても便利です。

筆者自身もハワイとオーストラリアで海外用プリペイドSIMを利用しましたが、常に持ち歩く必要のあるレンタルのポケットWi-Fiに比べ荷物も軽く、料金も安く済みました。

SIMロック解除やAPN設定は一見難しそうでも、実際にやってみるととても簡単にできます。ぜひチャレンジしてみてください。

※記載されている内容は2016年12月現在のものです。