法人契約できる格安SIMを比較！メリットや注意点も紹介

2019.04.26                

毎月の携帯代が安くなる格安SIM。

それは個人契約だけでなく、法人契約も同じです。

すでに持っているスマホ端末をそのまま利用することも、SIMカードと一緒に購入することもできます。

実は法人契約は、すべての格安SIMで受け付けているわけではありません。法人向けのサービスが特に充実している格安SIMは、次の4社です。

• mineo（マイネオ）
• BIGLOBEモバイル
• 楽天モバイル
• NifMo

この記事では上記の4社を比較しそれぞれの特徴や注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【格安SIMの法人契約】おすすめ4社を比較！

法人契約を受け付けている格安SIMのなかで当サイトおすすめの格安SIMは、mineo、BIGLOBEモバイル、楽天モバイル、NifMoの4社。

ではさまざまな角度からこの4社を比較します。

• 3GBの料金比較
• 料金プラン比較
• 支払い方法比較
• サービス・オプション比較

【法人向け格安SIM4社】3GB程度の料金を比較

どれくらいのデータ容量が必要かは、会社によって、また個人によってさまざまですよね。

小容量から大容量までいろいろありますが、ここでは3GB程度の料金を比較します。

	データSIM	音声通話SIM
mineo（※1）	900円（D・Aプラン） 990円（Sプラン）	1,600円（Dプラン） 1,510円（Aプラン） 1,950円（Sプラン）
BIGLOBEモバイル	700円（※2）	1,400円（※2）
楽天モバイル（※3）	900円	1,600円
NifMo	900円	1,600円

【法人向け格安SIM4社】料金プラン比較

ビジネスで使用する場合、必要なデータ容量は会社により、また利用者によりさまざま。

そこで4社にはどのような料金プランがあるのか比較してみました。

	mineo	BIGLOBEモバイル	楽天モバイル	NifMo
低速無制限			◯	◯
小容量	◯500MB	◯1GB※		◯1.1GB
3GB	◯	◯	◯3.1GB	◯
5GB			◯
6GB	◯	◯
7GB				◯
10GB	◯		◯
12GB		◯
13GB				◯
20GB	◯	◯	◯
30GB	◯	◯	◯

【法人向け格安SIM4社】支払い方法を比較

格安SIMの個人契約は、ほとんどの会社がクレジットカード払いです。

しかし法人契約は口座振替が主流。ではおすすめ4社はどんな支払方法に対応しているのかを比較してみます。

	口座振替	銀行振込（請求書払い）	クレジットカード
mineo	◯		◯
BIGLOBEモバイル	◯	◯
楽天モバイル	◯	◯
NifMo	◯	◯	◯

【法人向け格安SIM4社】オプションなどを比較

格安SIMの法人契約ではまとまった数の契約をすることが多いので、慎重に選ばなければいけませんよね。

契約を検討する企業にとって、どのようなオプションが必要なのかが重要となります。ここでは次の6つを比較しました。

• 回線
• かけ放題
• 端末の分割購入
• お試しサービス
• データシェア
• 最低利用期間

	mineo	BIGLOBEモバイル	楽天モバイル	NifMo
回線	ドコモ au ソフトバンク	ドコモ au	ドコモのみ	ドコモのみ
かけ放題	ー	3分・10分（※1）	5分	ー
端末の分割購入	ー	5台以上なら可	ー	ー
お試しサービス	ー	◯	ー	◯
データシェア	◯	ー	◯（※2）	◯（※3）
最低利用期間（※4）	なし（※5）	12カ月	12カ月	6カ月

すべての回線が選べる「mineo」はデータシェアもできる

mineoは個人向け格安SIMでも人気の高い会社です。その大きな理由のひとつは、ドコモ、au、ソフトバンク回線がすべてあること。

mineoの法人向け格安SIMでは、社員一人ひとりがau回線（Aプラン）かdocomo回線（Dプラン）、SoftBank回線（Sプラン）を選択することが可能なんです。

ではmineoの料金プランを確認しましょう。

	Dプラン（ドコモ回線）	Aプラン（au回線）	Sプラン（ソフトバンク回線）
500MB	1,400円（700円）	1,310円（700円）	1,750円（790円）
3GB	1,600円（900円）	1,510円（900円）	1,950円（990円）
6GB	2,280円（1,580円）	2,190円（1,580円）	2,630円（1,670円）
10GB	3,220円（2,520円）	3,130円（2,520円）	3,570円（2,610円）
20GB	4,680円（3,980円）	4,590円（3,980円）	5,030円（4,070円）
30GB	6,600円（5,900円）	6,510円（5,900円）	6,950円（5,990円）

mineoの法人向け料金プランは、個人向けと同料金です。

1企業管理IDで2回線以上契約すると、上限なしで1回線につき毎月50円の割引となります。法人契約では複数回線利用することも多いので、これはお得ですね。

好きな回線を選べるので、利用する端末に合わせて回線を選択できます。

今まで眠っていたスマホを利用したり、安価な端末を利用したりすることもできるので、スマホ端末代の初期費用を抑えることができる可能性もあるんですよ。

「BIGLOBEモバイル」ドコモとau回線あり！お試し利用も可能

BIGLOBEモバイルの法人契約は、個人向け契約と同じくドコモ回線とau回線の2つの回線を持つ格安SIMです。

一方で法人向けならではのサービスが充実しているのも、BIGLOBEモバイルの人気のポイント。

そのうちの1つのサービスが「格安SIMのお試し利用」です。

お試しは「データ専用SIM」のみの貸出ですが、利用期間は1週間。実際に契約する前にエリアや速度の確認をしたり、利用機器との接続を確認したりできるのは安心ですよね。

では次に法人向けの料金プランを見てみましょう。

BIGLOBEモバイルの法人向けプランには、送受信が高速のプランだけでなく、IoTやM2Mを利用するための低速・低容量のプランや上り高速・下り低速のプランもあります。

	データSIM SMSなし※	データSIM SMSあり	音声通話SIM
1GB	ー	ー	1,200円
3GB	700円	820円	1,400円
6GB	1,250円	1,370円	1,950円
12GB	2,500円	2,620円	3,200円
20GB	4,300円	4,420円	5,000円
30GB	6,550円	6,670円	7,250円

これらは通常通りスマホなどを主に人が利用するプラン。

SMSなしのデータ専用SIMはドコモ回線のみで、SMSつきのデータSIMや音声通話SIMはドコモ回線もau回線もどちらもあります。

BIGLOBEモバイルの法人向け格安SIMは、個人向けよりも200円安い設定。これは他社の法人向け格安SIMに比べても安いです。

しかしBIGLOBEモバイルの法人契約には必ず管理者が必要で、別途経費がかかります。詳しくはこの後の「BIGLOBEモバイルの注意点」で解説します。

	データSIM SMSなし（※1）	データSIM SMSあり
10GB	1,500円	1,620円
40GB	3,250円	3,370円
70GB	4,750円	4,870円
100GB	6,250円	6,370円
200GB	11,000円	11,120円
300GB	15,500円	15,620円
100MB（※2）	400円	520円
500MB（※2）	450円	570円

BIGLOBEモバイルの注意点

法人向けBIGLOBEモバイルで特に注意したいのは次の2点。

• データシェアできない
• 管理者が必要

BIGLOBEモバイルは余ったデータ容量を社員間でシェアすることはできません。

残ったデータは次月に繰り越ししますが本人しか利用することができないので、利用者に最適なプランを選ぶことも重要と言えます。

BIGLOBEモバイルの法人契約は必ず管理者が必要で、管理者は「BIGLOBEオフィスサービス※」に加入することが必須。

個人事業主や組合でも審査が通れば契約可能ですが、管理者は月々の利用料金にプラスして「BIGLOBEオフィスサービス」の月額費用500円（税抜）～が必要です。利用者が多ければお得ですが、少ないと割高になることもあるので注意してください。

知名度の高さと安定の速度で人気の「楽天モバイル」

個人向け格安SIMのなかでも人気の高い楽天モバイル。

実は楽天モバイルの法人向け格安SIMは個人向けの内容とほとんど変わりません。料金プランも同じです。

	通話SIM	050データSIM （SMSあり）	データSIM （SMSなし）
ベーシックプラン	1,250円	645円	525円
3.1GBプラン	1,600円	1,020円	900円
5GBプラン	2,150円	1,570円	1,450円
10GBプラン	2,960円	2,380円	2,260円
20GBプラン	4,750円	4,170円	4,050円
30GBプラン	6,150円	5,520円	5,450円

通話料も通常30秒につき20円のところ、半額の30秒につき10円になる「楽天でんわ」アプリも個人向け同様、法人向け格安SIMでも使えます。

楽天モバイルでは余ったデータ容量を社内でシェアするこができますが、1回線につき月額100円必要です。

個人向け格安SIMに比べるとお得感は少ないですが、知名度と安心感もあり楽天モバイルの法人契約も人気となっています。

複数のSIMカードでデータ容量をシェアできる「NifMo」

個人向けのNifMoは、3GB、7GB、13GBと3つのみの超シンプルなプラン設定。

しかし法人向けには、いろいろな料金プランが揃っています。

	データSIM※	データ＋音声通話SIM
スタートプラン	480円	1,180円
1.1GBプラン	640円	1,340円
3GBプラン	900円	1,600円
7GBプラン	1,600円	2,300円
13GBプラン	2,800円	3,500円
上り特化1.1GBプラン	500円	1,200円
上り特化10GBプラン	1,180円	1,880円
夜間特化3GBプラン	520円	1,220円
法人シェア5GBプラン	1,800円	2,500円
法人シェア10GBプラン	3,200円	3,900円
法人追加SIMプラン	400円	1,100円

「スタートプラン」は、回線速度が下り上りで最大200kbpsと低速。テキストメールしかしない人にはこれで十分でしょう。

また法人向けに、複数のSIMカードでデータ容量をシェアできる「法人シェアプラン」もあります。

通信データ容量を無駄なく利用することができると人気です。

NifMoの法人向けサービスには「SIMカードお試しサービス」があります。

導入を検討しているけれど、速度やエリア、今使っている端末で利用できるのかなど確認できるので便利です。期間は1週間、1企業1回までレンタル可能。SIMカードの上限は2枚です。

さらにNifMoでは「My NifMo／NifMoコネクト」という有料のWi-Fiスポットを無料で利用することができるサービスもあります。

外出先でWi-Fiを利用できるのは、ビジネスマンにとって嬉しいサービスですよね。

法人向け格安SIMの申し込み方法

個人向けの格安SIMはインターネットで申し込む人がほとんど。ネットだけで完結するのでとっても手軽です。

しかし法人向けの格安SIMの申し込みはちょっと違います。

公式Webサイトからのネット申し込みが可能な格安SIMもありますが、電話での問合わせのみ受け付けているといった格安SIMの会社が多いです。

申し込みから契約完了までの大まかな流れはこのようになっています。

1. 担当者が希望条件をヒアリングし見積書作成
2. 申込書を記載し、他の必要書類とともに郵送
3. 担当者が審査を経て申し込み完了

法人契約では、契約申込書と必要書類の提出を求められる場合がほとんど。ネット・電話申し込みの場合は、申し込みの後、必要書類を郵送します。

契約申込書は格安SIMの会社のWebサイト上からダウンロード可能。必要書類は以下の通りです。

会社の法人確認書類	登記事項証明書、印鑑登録証明書など
申込者の本人確認書類	運転免許証、パスポート、健康保険証など
申込者在籍確認書類	社員証または名刺

MNPを利用する場合、MNPの予約番号が必要になることもあります。

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