iPhone XS／XS Max、iPhone XRの価格やスペックを比較！

2018.12.19                

2018年9月13日（日本時間）、Appleは「iPhone XS（テンエス）／XS Max（テンエス マックス」と「iPhone XR（テンアール）」を発表しました。

「iPhone X（テン）」の後継機となる「iPhone XS」、そして画面サイズの大きい6.5インチディスプレイの「iPhone XS Max」。

このiPhone XS／XS Maxの登場により、Appleでは「iPhone X」の販売が終了となりましたが、大手キャリアではまだ販売しています。

「iPhone XR」は廉価版的な位置づけですが、決して価格が安いわけでも著しくスペックが低いわけでもありません。

この記事ではiPhone XS／XS MaxやiPhone XRがどのような機種なのか比較しながら、初心者にもわかりやすく解説します。

さらに、大手キャリアで契約した場合と格安SIMで契約した場合の料金比較もしていますので、ぜひ参考にしてください。

iPhone XS／XS Max、iPhone XRの違いは！？表で比較

新しく発売されたiPhone XS／XS Max、そしてiPhone XR。

それぞれどんな違いがあるのでしょうか。比較したのは次のとおりです。

• 価格とカラー
• 大きさと重量、画面サイズ
• その他仕様の違い

iPhone XS／XS Max、iPhone XRの価格とカラー比較

前モデルのiPhone XとiPhone 8の容量は64GBと256GBでしたが、iPhone XSにはさらに大容量の512GBが加わり、新しいカラーも出ています。

まずは価格とカラーを比較してみましょう。

	容量／価格	カラー
iPhone XS	64GB／112,800円 256GB／129,800円 512GB／152,800円	ゴールド／スペースグレイ／シルバー（全3色）
iPhone XS Max	64GB／124,800円 256GB／141,800円 512GB／164,800円	ゴールド／スペースグレイ／シルバー（全3色）
iPhone XR	64GB／84,800円 128GB／90,800円 256GB／101,800円	(PRODUCT)RED／イエロー／ホワイト／コーラル／ブラック／ブルー（全6色）

iPhone XSとXS Maxは、高級感のあるステンレススチール製フレームを採用。

またXRは、カラフルなアルミニウム製フレームです。

docomoとmineoの料金を比較！やっぱり格安SIMが断然お得

ではここでiPhone XSの64GBを購入し、docomoとmineo（Dプラン）の3GBのプランを契約した場合の2年分の料金を比較してみましょう。

	docomo	mineo（Dプラン）
iPhone XS（64GB）の料金	64,800円（※1）	112,800円（※2）
3GBの契約	96,000円 （4,000円×24カ月）	38,400円 （1,600円×24カ月）
かけ放題契約	40,800円 （5分かけ放題1,700円×24カ月）	20,400円 （10分かけ放題850円×24カ月）
その他	7,200円 （SPモード300円×24カ月）	なし
2年の合計金額	208,800円	171,600円

大手キャリアの場合、24カ月間の月々サポートが終了すると特に割引はありません。

上記のプランと同じ条件の場合、25カ月目以降の料金は機種代金の支払いはなくなりますので、ドコモの月額料金は6,480円、mineoは2,646円となり、毎月3,834円もmineoがお得です。

しかも大手キャリアには、25カ月目以降さらに2年間解約ができない（違約金がかかる）「2年縛り」もあるので注意してください。

iPhone XS／XS Max、iPhone XRの大きさと画面サイズ比較

前モデルのiPhone Xはサイズは1種類でしたが、今回発売されたiPhone XSには画面サイズの大きい「iPhone XS Max」が登場しました。

ではiPhone本体の大きさと画面サイズを比較してみましょう。

	大きさ	画面サイズ
iPhone XS	高さ：143.6mm 幅：70.9mm 厚さ：7.7mm 重量：177g	5.8インチ
iPhone XS Max	高さ：157.5mm 幅：77.4mm 厚さ：7.7mm 重量：208g	6.5インチ
iPhone XR	高さ：150.9mm 幅：75.7mm 厚さ：8.3mm 重量：194g	6.1インチ

iPhone XS Xaxは、今まで発売となったiPhoneシリーズで最大の画面サイズ。

画面の大きなものを求めている人にオススメです。

一方iPhone XSは、iPhone Xから重量が3g増えただけ。画面サイズはもちろん、高さ・幅・厚みすべてが、前モデルのiPhone Xとまったく同じ大きさです。

iPhone XS／XS Max、iPhone XRの仕様の違い

iPhone XS とXS Maxは大きさや価格は違いますが、スペックは同じです。

しかしiPhone XSとiPhone XRでは多少仕様が違います。ではその一部比較してみましょう。

	iPhone XS ／XS Max	iPhone XR
カメラレンズ	デュアルカメラ （カメラが2つ）	シングルカメラ （カメラが1つ）
望遠率（写真）	2倍の光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム	最大5倍のデジタルズーム
耐水性能・防塵性能	IP68等級 （水深2メートルで最大30分間の耐水性能）	IP67等級 （水深1メートルで最大30分間の耐水性能）
ディスプレイ	OLED （有機EL）	LCD（液晶ディスプレイ）
コントラスト比	1,000,000：1	1,400：1
3D Touch	あり	なし

ディスプレイのOLED（有機EL）とは、自ら発光する素子のこと。

OLEDはiPhone Xにも採用されていたので、その画像のキレイさを知る人も多いのではないでしょうか。

一方、液晶は自ら発光することができないので、バックライト装置が必要。そのため多少厚みが必要となります。

またコントラスト比の数値が高いほど明暗の差を表現することができるので、　iPhone XS／XS Maxのほうが、より美しい画像を映し出すことが可能です。

注意すべき点は、iPhone 6sより搭載されていた「3D Touch」がiPhone XRは対応していないということです。

今まで3D Touch機能を使いこなしていた人にとっては、少々物足りなさを感じるかもしれません。

iPhone XやiPhone 8から進化した2つのこと

iPhone XやiPhone 8が発売された1年前は、そのスペックの高さに皆が驚きました。

しかし今回発売となったiPhone XS／XS MaxやiPhone XRはそれ以上に進化しています。

その中でも目立ったものは次の2つです。

• デュアルSIMに対応
• A12 Bionicチップ
• 予備電力付きエクスプレスカード

iPhone XS／XS Max、iPhone XRはデュアルSIMに対応

今回のiPhoneで特に話題となっているのが「デュアルSIM」です。

今までiPhoneの中にSIMカード※は1枚しか挿入できませんでした。

しかしiPhone XS／XS Max、iPhone XRはデュアルSIMスマホ。2枚のSIMカードを入れることが可能です。

ただし2枚のうちの1枚はnanoSIM、もう1枚はeSIMとなります。

eSIMについて詳しくは「eSIMとは？iPhone XS／XR搭載のデュアルSIMについて解説」をご覧ください。

「A12 Bionicチップ」は圧倒的なパフォーマンスを実現！

新型iPhoneに搭載された、最新のApple独自プロセッサ「A12 Bionic」は、処理能力と知能が驚くほど高性能。

iPhone Xに搭載のA11 Bionicで初めて「Neural Engine（ニューラルエンジン）」が採用されましたが、このコアが2コアからA12では8コアへ。

秒間6,000億回だった演算処理が5兆回に拡大したのだそう。

A11 Bionicと比較して、処理速度などが最大15％高速に、グラフィックス性能は最大50％高速に。

さらにパワフルでありながら、消費電力は最大50％削減可能です。

A12 Bionicはとても賢く、そしてパワフルなチップに進化しています。

予備電力付き！充電が切れても最大5時間Suicaが使える

iPhone 7以降のiPhoneではおサイフケータイが導入されたので、Suicaを登録している人も多いですよね。

電車などに乗車する際にとても便利な機能ですが、電車を降りるまでに充電が切れてしまいSuicaで改札が通れず困った経験がある人もいるのではないでしょうか。

じつはiPhone XS／XS Max、iPhone XRには「予備電力付きエクスプレスカード」という機能が搭載されています。

これは万が一改札を出る前にバッテリー切れになってしまっても、最大5時間まで「ピッ」と改札を通過することが可能な機能。

ただしこれは充電が切れてしまっても、ごくわずかな予備電力が残っているからできることです。

この予備電力も完全になくなると、全く利用できなくなってしまうので注意してください。

• ツイート
• はてブ
• いいね