「eSIM」とは？国内初『IIJmio』でいよいよサービス開始

2019.07.22                

iPhone XS（テンエス）やXS Max（テンエス マックス）、そしてiPhone XR（テンアール）に搭載され、話題となっている「デュアルSIM」。

デュアルSIMとは、1台のスマホ端末に2枚のSIMを装着できることです。

1台のスマホで2つの携帯会社と契約できるので、デュアルSIMを上手に利用すればスマホ代を節約することも可能。

いよいよ2019年7月18日より国内で初めてeSIMのデータ通信サービスが『IIJmio』で開始となりました。

この記事ではデュアルSIMについてやeSIMについて解説。また国内初となるIIJmioのデータ通信サービスについても紹介します。

IIJmioでいよいよサービス開始！「eSIM」についてわかりやすく説明

新しく発売となったiPhone XS／XS MaxやiPhone XRはデュアルSIMが搭載されています。

デュアルSIMは2枚のSIMを1台のスマホ端末に挿入できるシステム。これにより携帯の2台持ちをする必要がなくなります。

デュアルSIMについてはのちほどこの記事の「1台のスマホに2つのSIMが装着できる「デュアルSIM」について解説」の章で詳しく説明するので参考にしてください。

eSIMとはEmbedded SIMの略で、Embeddedとは「埋め込み」という意味。

つまり、eSIMとは「スマホに埋め込まれたSIMカード」です。

スマホ端末の中にはデータ通信や通話をするため、固有のID番号が書き込まれたSIMカードが挿入されています。

このSIMカードを挿入することで、通話やインターネットなどの通信をすることが可能に。

日本で普及している従来のSIMカードは、1枚につき1つのID番号が書き込まれていて、後からこの情報を書き換えることができません。

つまり携帯会社や電話番号が変えるときには、SIMカードを入れ替える必要がありました。

eSIMはSIMカードの入れ替えをすることなく、簡単に新しいSIM情報を取得して利用することが可能なのです。

一方で「nanoSIM」は、SIMカードのサイズのこと。

iPhoneはiPhone 5以降がnanoSIM、そしてAndroidも最新機種のほとんどがnanoSIMです。

nanoSIMなど従来のSIMカードは、先述のとおり内部情報を書き換えることができないため、乗り換えなどをする場合はSIMカード自体を新しいものと入れ替えることとなります。

eSIMのメリットとデメリット

新型iPhoneに導入されたeSIMには、大きなメリットが3つあります。

• SIMの差し替え不要で内部情報を書き換えできる
• 海外で対応キャリアに切り替えればそのまま使える
• SIMカードの到着を待たなくてもよい

SIMの差し替えが不要なので、今まで以上に乗り換えが気軽にできるようになるんです。

ネット上で契約をしeSIMにダウンロードすれば利用できるようになるので、契約からSIMカードが手元に届くまでのタイムロスがなく、すぐに利用できるのもメリット。

そしていよいよ日本初のeSIMのデータ通信サービスが『IIJmio』で開始。

今のところ日本でeSIMの契約ができるのはIIJmioのみです。

1台のスマホに2つのSIMが装着できる「デュアルSIM」について解説

デュアルSIMとは、1台のスマホにSIMカードを2枚同時に挿入できる端末のこと。

つまり1台のスマホで、2つの携帯会社と契約が可能です。

今まで「格安SIMには無制限かけ放題がないから」とか「キャリアメールが使用できなくなると困る」という理由で、格安SIMに乗り換えられなかった人もいると思います。

そんな人はぜひデュアルSIMを活用してください。

1枚は大手キャリアの最安プランを契約し、もう1枚は格安SIMでデータ通信SIMを契約して、2枚のSIMカードをデュアルSIMに挿入すれば、毎月の料金を大幅に節約することも可能です。

iPhone XSやiPhone XRのデュアルSIMは「nanoSIM（ナノシム）」と「eSIM（イーシム）」の組み合わせ。

eSIMは格安SIM『IIJmio』でサービスが提供されるので、大手キャリアとIIJmioを契約をすれば大幅にスマホ代が節約できる可能性があります。

またAndroidなら2枚のSIMカードを挿入できるデュアルSIM端末があります。詳しくは次の記事を参考にしてください。

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