ドコモのシンプルプランは安くない！変更するなら格安SIMがお得

2019.06.07                

docomoの「シンプルプラン」は、基本使用料が980円。

スマホ代を節約したいと思っている人にとって、980円という料金は魅力的ですよね。

この記事では、本当にシンプルプランはお得なのか、何を選ぶといいのかを解説します。

シンプルプランだけでは契約できない！ドコモの契約の仕組みを知ろう

2019年5月31日までドコモの契約は次のように、「基本プラン」「パケットパック」「インターネット接続サービス」の3つに必ず加入しなければなりませんでした。

基本プラン	「シンプルプラン」や「カケホーダイプラン」などの通話プラン
パケットパック	「ベーシックパック」、「ベーシックシェアパック」、「ウルトラデータパック」など、パケット通信が利用できるサービス
インターネット接続サービス	インターネット利用に必要なスマホ向けプロバイダ（月額300円）
オプションなど（任意）	・留守番電話サービス ・キャッチホン ・dマガジン　　など

シンプルプランとは、上記の表の「基本プラン」の中のひとつです。基本プランは次のとおり。

基本プラン	月額料金	通話
シンプルプラン	980円	家族以外への発信は30秒につき20円
カケホーダイライトプラン	1,700円	5分以内の通話が無料※
カケホーダイプラン	2,700円	国内通話が無制限無料

現在「シンプルプラン」や「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」を契約している人はプラン変更可能ですが、この料金体系の新規受付は終了しています。

「シンプルプラン」「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」のプラン変更を検討している人は、自分がどのくらい通話するかによって基本プランの契約を選んでください。

今や通話は電話番号でかけるだけではありません。

LINEアプリなどを利用すれば無料で通話することも可能。

ただしLINEなどのの無料通話アプリはパケットを使用するので、その分データ容量を消費していることを忘れてはいけません。

そこでおすすめなのがLINEモバイル。

LINEモバイルはトークや無料通話などLINEアプリの使用はデータ消費されないので、LINEをよく使う人にオススメの格安SIMです。

シンプルプランをひとりで利用！料金をシミュレーション

ここからは、ドコモのシンプルプランをひとりで利用する場合と、家族で利用する場合の料金をシミュレーションしてみます。

家族利用の料金シミュレーションが知りたい人は次の章、「シンプルプランを家族で利用！料金をシミュレーション」まで読み進めてください。

シンプルプランの月額料金は980円ですが、そのほかに必要なのが「パケットパック」と「インターネット接続サービス」の料金です。

特にパケットパックはデータ容量によって料金に差が出るので、自分が毎月どれくらいのデータ容量が必要なのかを把握しておく必要があります。

ひとりで利用する場合のパケットパックは次の3種類です。

	データ容量	料金
ベーシックパック※	（～1GB） （～3GB） （～5GB） （～20GB）	2,900円 4,000円 5,000円 7,000円
ウルトラデータLパック	20GB	6,000円
ウルトラデータLLパック	30GB	8,000円

ではここからは、かけ放題のないプランでドコモと格安SIMの料金をさまざまなデータ容量で比較します。

	ドコモ（※1）	LINEモバイル（※1）	mineo（※2）
1GB以内	4,180円	1,200円	なし（※3）
3GB以内	5,280円	1,690円	1,600円
5GB以内	6,280円	2,220円	2,280円（6GB）
20GB以内	7,280円（※4）	なし（※5）	4,680円

人気のデータ容量5GBでドコモとLINEモバイルで比較すると、1年間で48,720円も差がでます。

今回比較したLINEモバイルやmineoについてもっと知りたい人は、次の記事をぜひ参考にしてください。

シンプルプランを家族で利用！料金をシミュレーション

家族でドコモを利用する場合もひとりで利用する場合と同様に「基本プラン」と「パケットパック」、「インターネット接続サービス」料金が必要です。

しかし「パケットパック」は、家族でデータを分け合うことができる「シェアパック」を利用できます。

家族で利用する場合のパケットシェアパックは次の4種類です。

	データ容量	料金
ベーシックシェアパック※	（～5GB） （～10GB） （～15GB） （～30GB）	6,500円 9,000円 12,000円 15,000円
ウルトラシェアデータパック30	30GB	13,500円
ウルトラシェアデータパック50	50GB	16,000円
ウルトラシェアデータパック100	100GB	25,000円

この場合親回線がパケットシェアパックを契約し、子回線は月額500円のシェアオプションを契約します。

仮に家族3人で契約し、一番安く済ませようとすると、次のようなパターンになります。

では次に格安SIMのなかでも、特にファミリー利用で人気の高い「IIJmio」を、家族3人で利用した場合の料金と比較してみましょう。

ドコモのシンプルプランは、データ容量5GBを3人で分け合って11,340円。一方IIJmioの場合、12GBを3人で分け合って4,460円となります。

IIJmioのほうが7GBも余分にデータ通信を利用できるうえに、毎月6,880円もお得です。

上記のシンプルプランとIIJmioを、3人で均等に分け合うと次のようになります。

	平均データ量	平均料金
ドコモ 「シンプルプラン」	約1.66GB	約3,780円
IIJmio 「ファミリーシェアプラン」	4GB	約1,486円

一見安そうな「シンプルプラン」も、こうやって格安SIMと比較してみると、とても高いことがわかりますね。

知らないと損をする！「シンプルプラン」の注意事項

「シンプルプラン」は、毎月の携帯料金を980円ポッキリで利用できるというわけではありませんでしたね。

また次の2点を知らずに契約すると損をします。必ず確認してください。

• 「月額980円」は定期契約（2年縛り）ありの場合
• 国内通話は30秒につき20円

月額980円という基本プランは、定期契約（いわゆる2年縛り）をした場合です。

定期契約をして2年以内に解約した場合、9,500円の解約金が必要となります。

またシンプルプランでは家族間通話が無料ですが、そのほかの国内通話は30秒につき20円が必要です。

「2年縛りを付けたくない」「通話料が30秒につき20円は高すぎる」という人は、シンプルプランを選ぶべきではありません。

格安SIMなら2年縛りがなく低価格のかけ放題プランも充実。毎月の携帯代を抑えたいならやっぱり格安SIMがおすすめです。

• ツイート
• はてブ
• いいね