auの新料金「auフラットプラン」は大容量!ただし注意点多数

先日auが2つの新しい料金プランを発表しました。そのひとつが「auフラットプラン」。

「auフラットプラン」には20GBと30GBの2種類があり、データ容量をたっぷり使いたい人向けです。

20GBは4,500円から、30GBは6,500円からという格安SIM並みの新料金は、今まで携帯代が高いと思っていた人にとって嬉しいですよね。

でもちょっと待ってください!

実はこの新料金プランには注意点があり、決して安いとは言えないのです。

この記事ではauの新料金「auフラットプラン」を徹底的に分析し、従来のauプランや格安SIMのプランとも比較。本当に安くなるのか、どれほどお得なのかをわかりやすく解説していきます。

「auフラットプラン」は本当に安いのか?

auの新料金プラン「auフラットプラン」は、契約容量内ならその名のとおり料金はフラット、定額です。まずは料金を見てみましょう。

auフラットプランの通話タイプ別料金
 

カケホ スーパーカケホ シンプル
auフラットプラン20 5,500円 4,500円 4,000円
auフラットプラン30 7,500円 6,500円 6,000円

なおカケホ、スーパーカケホ、シンプルとはauの通話プランの種類です。

 

通話プラン 内容
カケホ 24時間国内通話が、無制限かけ放題
スーパーカケホ 5分以内の国内通話が、何度でもかけ放題
シンプル 利用した分だけ通話料金がかかる(30秒20円)

ここで注意すべきなのは、これはさまざまな割引適用後の料金だということ。

各種割引の概要
各種割引 割引対象になる人
誰でも割 申し込みから2年間の継続を約束、2年ごとに更新
auスマートバリュー 対象光サービスかWi-Fiルーターをセットで契約
ビッグニュースキャンペーン 期間中に機種変更または新規契約・他社より乗り換え

割引について詳しくは、このあと「「auフラットプラン」が最安料金になるための条件」で解説しています。

割り引かれないともっと高いってことよね?
そうなんだ。何の割引もされないと、上の表の料金に3,500円が上乗せされるよ。

ではここからは、ケース別に見ていきましょう。

  • 現在auを契約中のユーザー(端末そのまま、機種変更あり)
  • 新規または他社からの乗り換え(端末購入あり、なし)

新規または他社からの乗り換えの人は「新規または他社からの乗り換えで「auフラットプラン」にする場合」まで読み進めてください。

現在auを利用中の人が「auフラットプラン」にプラン変更する場合

現在auを利用している人が「auフラットプラン」にプラン変更する場合、今使っている端末を利用し続けるか、機種変更するかで違います。

機種変更をするauユーザーは「機種変更する場合はAndroid端末のみ!iPhoneは対象外」まで読み飛ばしてください。

今使っているスマホ端末を「auフラットプラン」でそのまま使いたい

まずそのままの端末を利用するなら「ビッグニュースキャンペーン」は適用外です。1年間1,000円引きにはなりません。

本来「auフラットプラン」はiPhoneは対象外ですが、機種変更を伴わない場合のみ、現在利用中のiPhoneをそのまま利用することは可能です。

では通話無制限かけ放題を利用する場合、どれだけ料金が違うか次の3つを比較してみましょう。

  • auフラットプラン
  • auデータ定額
  • 格安SIM(楽天モバイル)
auフラットプラン+カケホの場合
 

 

 

20GB 30GB
誰でも割+auスマートバリュー適用時 6,500円 8,500円
誰でも割適用時 7,500円 9,500円
誰でも割ライト※+auスマートバリュー適用時 6,800円 8,800円
誰でも割ライト適用時 7,800円 9,800円
auスマートバリューのみ適用時 7,000円 9,000円
割引適用なし 9,000円 11,000円
※契約期間2年経過後は契約解除料不要
auデータ定額+カケホ+LTE NETの場合
データ定額20 データ定額30
データ定額 6,000円 8,000円
カケホ基本料 2,700円 2,700円
LTE NET 300円 300円
合計 9,000円 11,000円
「楽天モバイル」大容量プラン+かけ放題の場合
20GBプラン 30GBプラン
音声通話SIM 4,750円 6,150円
かけ放題オプション 2,380円 2,380円
合計 7,130円 8,530円

こうやって見比べてみると、楽天モバイルの同等サービスよりも、auフラットプランの最安料金の方が一見お得。

しかしauフラットプランの料金は、いろいろな割引が適用された場合の金額です。

また端末料金相当分が割引となる「毎月割」終了前にプラン変更をすると、更に割高になることも。詳しくは「「毎月割」終了前のプラン変更は損!プラン変更のタイミングは重要」で解説しています。

「auフラットプラン」に変更する前に、自分には割引が適用されるのか、そして「毎月割」が終了しているかを必ず確認し、本当にお得なのか計算しましょう。

機種変更する場合はAndroid端末のみ!iPhoneは対象外

機種変更を伴うauデータ定額から「auフラットプラン」へのプラン変更は、「ビッグニュースキャンペーン」の対象。

翌月から1年間毎月1,000円割引となりますが、2年目以降はこの割引はありませんので、1,000円が加算されます。

ただし「ビッグニュースキャンペーン」の対象期間は、2017年7月14日~2017年12月31日日なので注意してください。

なお機種変更する場合はAndroid端末のみが対象、iPhoneは対象外です。

また「毎月割」終了前のプラン変更は割高になることも。機種変更する場合は「毎月割」が終了していないと、端末代を二重で支払わなくてはならなくなります。

では5分以内かけ放題を利用し端末代を含めた2年間の料金を、「フラットプラン20、30」のアップグレードプログラムEX※あり・なしと「格安SIM(楽天モバイル)」で比較します。

アップグレードプログラムEXとは

スマホ購入時に機種代金を割賦契約(48回)しアップグレードプログラムEXに加入することで、24カ月間は月額390円と機種分割代金を支払えば、24カ月利用後残りの分割支払い金額(最大24カ月分)が無料となるオプション。

ただし25カ月目で機種変更と機種の返却が必須。

auフラットプラン+スーパーカケホ(アップグレードプログラムEXあり)の場合
auフラットプラン20 auフラットプラン30
月額料金(※1) 4,500円
(2年目以降5,500円)
6,500円
(2年目以降7,500円)
端末代金(※2) 2,615円(※3) 2,615円(※3)
24カ月の合計 182,760円 230,760円
※1:「誰でも割」「auスマートバリュー」「ビッグニュースキャンペーン」適用
※2:Galaxy S8+ SCV35
※3:機種代金2,225円+アップグレードプログラムEX料390円
auフラットプラン+スーパーカケホ(アップグレードプログラムEXなし)の場合
auフラットプラン20 auフラットプラン30
月額料金(※1) 4,500円
(2年目以降5,500円)
6,500円
(2年目以降7,500円)
端末代金(※2) 4,450円 4,450円
24カ月の合計 226,800円 274,800円
※1:「誰でも割」「auスマートバリュー」「ビッグニュースキャンペーン」適用
※2:Galaxy S8+ SCV35
※3:機種代金2,225円+アップグレードプログラムEX料390円
「楽天モバイル」5分かけ放題の場合
音声通話SIM(20GB) 音声通話SIM(30GB)
月額料金 4,750円 6,150円
5分かけ放題オプション 850円 850円
端末代金※ 3,200円 3,200円
24カ月の合計 210,400円 244,000円
※iPhone7 SIMフリー版(32GB)をApple Storeで購入した場合

Android、iPhoneともに、ハイエンド(高機能)機種で比較しました。スペックの低い端末を選べば、もう少し金額は安くなります。

じゃあさ、この「アップグレードプログラムEX」ってのをつけてauフラットプランを契約するのが一番安いってこと?
一見そう見えるよね。でもこの金額はすべての割引が適用されたものだし、アップグレードプログラムEXにはデメリットもあるんだ。
どんなデメリットなの?
このアップグレードプログラムEXは、月額390円を支払えば機種代金の支払いが最大半額になるんだ。

でも25カ月目に必ず機種変更をしなくてはいけなくて、さらに24カ月使ったスマホ端末は返却しなくちゃいけないんだ。

まだ使えても?
そうだよ。しかもそのスマホ端末は返却しなくちゃいけないから自分のものにはならないんだよ。

「auフラットプラン」へのプラン変更を検討しているauユーザーの方は、「「auフラットプラン」が最安料金になるための条件」まで進んでください。

新規または他社からの乗り換えで「auフラットプラン」にする場合

新規契約または他社からの乗り換えで「auフラットプラン」を申し込む場合、機種の購入をするかどうかにかかわらず、1年間毎月1,000円割り引かれる「ビッグニュースキャンペーン」が適用されます。

新規契約または他社から乗り換える人で、さらにスマホ端末も購入する場合は「新規または他社からの乗り換え、さらにスマホ端末も購入する場合
」まで進んでください。

スマホ端末を購入せずに、新規または他社から乗り換えの場合

データ容量20GB・30GB、通話無制限かけ放題を利用する場合を、「auフラットプラン」と「格安SIM(楽天モバイル)」で比較してみましょう。

auフラットプラン+カケホの場合
20GB 30GB
誰でも割+auスマートバリュー適用時 5,500円 7,500円
誰でも割適用時 6,500円 8,500円
誰でも割ライト+auスマートバリュー適用時 5,800円 7,800円
誰でも割ライト適用時 6,800円 8,800円
auスマートバリューのみ適用時 7,000円 9,000円
割引適用なし 8,000円 10,000円
※すべてビッグニュースキャンペーン適用。2年目以降はプラス1,000円
「楽天モバイル」大容量プラン+かけ放題の場合
20GBプラン 30GBプラン
音声通話SIM 4,750円 6,150円
かけ放題オプション 2,380円 2,380円
合計 7,130円 8,530円

すべての割引が適用になった場合「auフラットプラン20」は月額5,500円、「auフラットプラン30」は月額7,500円。

一方、楽天モバイルの20GBは月額7,130円、30GBは月額8,530円で、この時点では「auフラットプラン」のほうがお得です。

しかしこれは1年間の料金で、2年目以降は毎月1,000円高くなります。

また光サービスなど他契約をしないと「auスマートバリュー」は対象外となり、さらに1,000円高くなります。「誰でも割」に加入していなければさらに1,500円加算されるので注意してください。

仮に「誰でも割(俗にいう2年縛りのこと)」のみ適用の場合、2年目以降20GBは7,500円、30GBは9,500円となります。

格安SIMにはほとんどの会社で2年縛りがないので、長い目で見ると、格安SIMのほうが断然お得です。

新規または他社からの乗り換え、さらにスマホ端末も購入する場合

新規や乗り換えで「auフラットプラン」を申し込む場合でも、iPhoneは対象外です。

「auフラットプラン」はAndroid端末でしか契約できません。

では端末を購入し、5分以内かけ放題のオプションを付けて2年間利用したときの料金を「フラットプラン20、30」アップグレードプログラムEXあり・なしと「格安SIM(楽天モバイル)」で計算・比較します。

auフラットプラン+スーパーカケホ(アップグレードプログラムEXあり)の場合
auフラットプラン20 auフラットプラン30
月額料金(※1) 4,500円
(2年目以降5,500円)
6,500円
(2年目以降7,500円)
端末代金(※2) 2,615円(※3) 2,615円(※3)
24カ月の合計 182,760円 230,760円
※1:「誰でも割」「auスマートバリュー」「ビッグニュースキャンペーン」適用
※2:Galaxy S8+ SCV35
※3:機種代金2,225円+アップグレードプログラムEX料390円
auフラットプラン+スーパーカケホ(アップグレードプログラムEXなし)の場合
auフラットプラン20 auフラットプラン30
月額料金(※1) 4,500円
(2年目以降5,500円)
6,500円
(2年目以降7,500円)
端末代金(※2) 4,450円 4,450円
24カ月の合計 226,800円 274,800円
※1:「誰でも割」「auスマートバリュー」「ビッグニュースキャンペーン」適用
※2:Galaxy S8+ SCV35
※3:機種代金2,225円+アップグレードプログラムEX料390円
「楽天モバイル」5分かけ放題の場合
音声通話SIM
(20GB)
音声通話SIM
(30GB)
月額料金 4,750円 6,150円
5分かけ放題オプション 850円 850円
端末代金※ 3,200円 3,200円
24カ月の合計 210,400円 244,000円
※iPhone7 SIMフリー版(32GB)をApple Storeで購入した場合

Android、iPhoneともに、ハイエンド(高機能)機種で比較しました。スペックの低い端末を選べば、もう少し金額は安くなります。

2年後に機種を返却し、必ず機種変更しなければならない「アップグレードプログラムEX」に加入しなければ「auフラットプラン」は決して安くはありません。

「auフラットプラン」が最安料金になるための条件

auの新プラン「auフラットプラン」は、一見とても安く感じます。

しかしこれまでお伝えしてきたとおり、最安料金で利用するためには、次の3つの条件が必要です。

  • 「誰でも割」契約をしている
  • 「auスマートバリュー」を契約している
  • 「ビッグニュースキャンペーン」期間中の申し込みである

auの公式HPで目を引く安い金額は、これらがすべて適用された場合の料金です。

「誰でも割」は2年間の継続利用で毎月1,500円割引

大手キャリアには2年縛りがあることは、皆さんご存じですよね。

「誰でも割」は申し込み月から2年間(24カ月)の継続利用を約束し、2年ごとに契約更新していくことで、基本料から毎月1,500円の割引が受けられるサービスです。

「auスマートバリュー」は他サービスと併用することで割引される

「auスマートバリュー」とは、auスマホと「対象の光サービス」など、または「Wi-Fiルーター」をセットで契約した人が対象の割引サービスです。

「auスマートバリュー」を契約することで、「auフラットプラン」は永年1,000円の割引が適用となります。

「ビッグニュースキャンペーン」は1年間1,000円割引される

ビッグニュースキャンペーンの期間は、2017年7月14日~2017年12月31日。

キャンペーン対象者
  • 他社から乗り換えた人
  • 対象端末に機種変更をしたauユーザー

対象者は翌月から1年間1,000円の割引が受けられます。

2年目以降はこのキャンペーンによる割引が対象外となるので、表示されている料金より1,000円高くなります。

auのもうひとつの新プラン、データ容量を使った分だけ支払う「auピタットプラン」については「auの新料金「auピタットプラン」より、格安SIMのほうがお得!」の記事を確認してください。

なおプラン変更のみの場合、このキャンペーンは適用になりません。

では上記3つの割引が適用にならない場合の料金を見てみましょう。

割引の有無によるフラットプラン料金比較
auフラットプラン20 auフラットプラン30
割引がすべて適用された場合の料金 4,000円~ 6,000円~
割引が適用にならない場合の料金 7,500円~ 9,500円~
※すべてシンプルプランの場合
割引が適用されなかったらすっごく高いじゃない!
そうなんだ。3,500円も差があるよ。自分には割引が適用になるのかしっかり確認してね。

iPhoneはプラン変更のみ可能!新規購入や機種変更は対象外

「auフラットプラン」に新規契約(他社からの乗り換えを含む)や、機種変更をする場合、対象はAndroid端末のみ。

「auフラットプラン」は、iPhoneの新規購入や機種変更は対象外となります。

現在iPhoneを使用しているauユーザーは、そのまま同じiPhone端末を利用するのであれば、「auフラットプラン」にプラン変更をすることが可能です。

「毎月割」終了前のプラン変更は損!プラン変更のタイミングは重要

auで端末を購入する際、「毎月割」を利用する人が多いです。

この「毎月割」は最大24カ月間適用となりますが、適用期間内にプラン変更をすると割引がなくなります。

そのため「auフラットプラン」に変更することで、逆に割高になってしまうことがあるのです。

auの端末代が最大24カ月割引となる「毎月割」のイメージ

通常、毎月の携帯料金には、「基本使用料」と「通話料・通信料」、そこに「携帯電話の購入代金」が加算された合計を支払います。

しかし「毎月割」が適用されると、毎月の支払い分より最大24カ月間、機種別に設定された割引額が差し引かれるのです。

プラン変更をするのであれば、「毎月割」が終了してからのほうが絶対にお得です。

携帯料金を節約したいなら、auの新プランより格安SIM

auの新プラン「auフラットプラン」は、場合によっては格安SIMよりも料金を抑えることもできます。

しかしそれはごく一部の場合のみ。対象となる人は、かなり限定されています。

「auじゃなくてもいいから、とにかく料金を安くしたい」という人は、格安SIMへの乗り換えが絶対にお得。

2年縛りもありませんし、大容量プランのある格安SIMも多いです。当サイトではさまざまな格安SIMを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

※記載されている内容は2017年8月現在のものです。