iPhoneを安く買う方法！iPhoneの値段と料金プランをあわせて比較

2019.09.25                

「iPhoneが高くて買えない！」そう嘆いている人も多いのではないでしょうか。

大手キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）で購入すると、スマホ端末代の支払い額が少ないのでお得な気がしますが、実はスマホは自分のものにならないなど注意点も多いです。

iPhoneのキャリア購入は安い反面さまざまな条件があり、結局AppleStoreでSIMフリー版のiPhoneを購入するのが一番お得と感じる人も多いです。

この記事ではiPhoneをできるだけ安く手に入れるための方法を徹底リサーチ。

スマホ端末代と料金プランを合わせた月額料金なども比較していますので、ぜひ参考にしてください。

iPhoneをキャリアで購入！最大のメリットは支払いの免除

以前、大手キャリア3社（ドコモ・au・ソフトバンク）では、端末代実質0円や一括0円といったポスターが大々的に貼られていました。

しかし総務省が過度な割引を規制したため、現在は実質0円や一括0円といった販売方法は大幅に減少。

そのためドコモやau、ソフトバンクの大手キャリア3社では、iPhoneを安く提供できるように独自の購入サポートを設けています。

ここからは各社のスマホ端末購入サポートについて簡単に紹介します。

	スマホ購入サポート	概要
ドコモ	スマホおかえしプログラム	端末代は36回の分割払い。 24回分支払えば、残りの12回は免除。 （つまり3分の2の支払い） しかしスマホはドコモに返却が必要。 （対象端末のみ）
au	アップグレードプログラムEX※	端末代は48回の分割払い。 毎月390円のプログラム料が必要。 24回分支払えば、残りの24回は免除。 （つまり半額） しかしスマホはauに返却が必要。
ソフトバンク	半額サポート	端末代は48回の分割払い。 24回分支払えば、残りの24回は免除。 （つまり半額） しかしスマホはソフトバンクに返却が必要。

いずれも指定の期間分の支払いが終われば、残額を支払うことなく機種変更することができます。

例えば12万円のスマホを購入した場合、購入サポートを利用すればドコモは9万円、auとソフトバンクは6万円支払った時点で残金の支払いが免除され、スマホを買い換えることができるのです。

13カ月目～24カ月目に機種変更することも可能

24回分の支払いが終われば残額の支払いが免除になりますが、13カ月目～24カ月目に機種変更することも可能。

ただし、24カ月目までの支払いは分割または一括で支払う必要があります。

iPhoneをキャリアで購入！5つのデメリットと注意点

iPhoneをキャリアで購入サポートを利用して購入すると、AppleStoreで購入するよりも安いです。

しかしキャリア購入には5つのデメリットや注意点もあるので、しっかり確認してください。

iPhoneを返却しなければならない！

先ほど紹介したように、大手キャリアでiPhoneを購入すると実質の支払い額は安いです。

しかし3社ともに支払い免除のタイミングでスマホの返却が必須、つまりキャリアにiPhoneは回収されます。

キャリアの購入サポートは、毎月高いiPhone代を支払いながら端末をレンタルしているようなもの。

手元にiPhoneは残りませんので注意してください。

24回分支払ってもその後の支払いが免除にならないことがある

3社ともに24回の支払いが済むと、残額の支払いは免除となると説明しました。

しかし実はauとソフトバンクは、24回の支払い後に他社へ乗り換えした場合、その後の支払いが免除となりません。

ドコモはどんな場合でも24回支払えば、25回目以降でスマホを返却すれば免除となります。

auとソフトバンクは乗り換えをしないことが前提の購入サポート。

ユーザーの中では2年縛りではなく「一生縛り」と言われているほどです。

他社へ乗り換える可能性があるなら、選ぶべきではありません。

auの「アップグレードプログラムEX」の場合

auの「アップグレードプログラムEX」は、次もauでスマホ購入しなければ適用されません。

他社に乗り換えたい場合は、下取りプログラムを利用することになります。

アップグレードプログラムEXなら実質半額でiPhoneが購入できましたが、下取りプログラムの場合はiPhoneの状態などによって下取り価格が変化。

なお下取りはWALLETポイントの還元です。

ソフトバンクの「半額サポート」の場合

ソフトバンクの「半額サポート」もau同様、次のスマホもソフトバンクで購入しなければ適用されません。

つまり24回支払ってから他社に乗り換えしてしまうと、25回目以降の支払いが免除にならず、下取りプログラムに代わります。

他社へ乗り換えてしまうと、半額サポートはなんのメリットもありません。

不具合があると20,000円が請求される可能性もあり

返却の際に画面が割れているなどスマホに不具合があると、別途20,000円の支払いが必要となります。

画面を割ったり水没させたりしないように、細心の注意をしなければなりません。

しかし大切に利用していても、つい壊してしまうこともありますよね。

心配な場合は各社が用意している補償オプションに加入しておくのがベター。しかし別途月額料金はもちろん必要です。

そのまま使い続けると逆に高額になることもある

25カ月目以降も分割払いを支払い続ければそのままiPhoneを使うことができ、好きなタイミングでiPhoneを返却することが可能。

しかし全額完済する前に新しいスマホに機種変更してしまうと、免除分が減ってしまい損をします。

分割払いをそのままずっと支払い続け、完済すればiPhoneは自分のものになります。

しかしその場合、AppleStoreで購入したほうが安いです。

ここでiPhoneXSの64GBの端末代を比較してみましょう。

AppleStore	ドコモ	au	ソフトバンク
112,800円	118,800円	128,640円（※1）	136,800円（※2）

一括払いや購入サポートを利用せずに分割払いをするなら、AppleStoreでSIMフリー版のiPhoneを購入するのが一番お得。

料金が安いだけでなく、使用後に中古買取り店やフリマサイトなどでリセールする場合も、SIMフリー版のほうが高値がつきます。

iPhone返却のタイミングを忘れてしまうと大損！

ドコモの「スマホおかえしプログラム」は36回の分割払い、auの「アップグレードプログラムEX」とソフトバンクの「半額サポート」は48回の分割払いにし、24回分の支払いをすると、残額の支払いが免除となります。

しかしここで注意したいのが、そのタイミングを忘れてしまうことです。

3社ともに、24回分の支払いが済んでも個別に連絡はありません。

忘れてしまうと、余分なスマホ代を支払うこととなります。

My docomoやMy au、My SoftBankを見ればひと目でわかりますが、確認をしない人は要注意です。

iPhoneを「返却」or「手元に残す」結局どちらがお得？

スマホ購入サポートの割引を利用すれば、iPhoneなどスマホを定価よりも安く購入することが可能です。

しかし残額を免除してもらう代わりに、iPhoneはキャリアに返却しなければなりません。

使用済みのiPhoneを手元に残すか、残さず新機種に変えるかは、ズバリ個人の好み。

• 常に最新のiPhoneを使いたい
• 手元にiPhoneを残す必要がない
• リセール手続きするのが面倒くさい

• 最新のiPhoneでなくてもよい
• できるだけ長く使いスマホ代を節約したい
• 古いスマホはWi-Fiに繋いで自宅で使いたい
• 不要になったらリセールしてもよい

自分にはどちらが合っているか、確認してみてください。

大手キャリアvs格安SIM！iPhone＋料金プランで比較

毎月のスマホ代を節約したいなら、絶対にスマホを購入して格安SIMを契約したほうがお得。

大手キャリアと格安SIMを利用した場合で比較するので、確認してください。

• 別途光回線契約の割引ありとなし
• 家族契約の割引最大となし
• iPhoneXS（64GB）を購入
• 大手キャリアは2年縛りあり
• 格安SIMは人気のmineo（マイネオ）
• 5GBと20GB利用と仮定

なお今回は2年利用した場合と、4年利用した場合をシミュレーション。

大手キャリアは2年後に別の機種に乗り換えたと仮定し、新機種もiPhoneXSの価格で計算しています。

大手キャリア3社とmineoを比較！5GB利用の場合

まずは比較的利用者が多い5GBで比較します。

	iPhone代（※1）	月額料金	2年間の合計	4年間の合計
ドコモ （割引最大）	79,200円	2,980円	150,720円	301,440円
ドコモ （割引なし）	79,200円	4,980円	198,720円	397,440円
au （割引最大）	73,680円 （※2）	4,480円	181,200円	362,400円
au （割引なし）	73,680円 （※2）	5,980円	217,200円	434,400円
ソフトバンク （割引最大）	68,400円 （※2）	5,480円（1年間 6,480円（2年目以降））	211,920円	435,840円
ソフトバンク （割引なし）	68,400円 （※2）	7,480円	247,920円	495,840円
mineo （Dプラン）	112,800円 （※3）	2,280円 （※4）	167,520円	222,240円 （※5）

自宅で対象の光回線を契約していたり家族で利用していたりすると、割引が適用となり比較的安く利用可能です。

しかし光回線の契約をしていない場合やひとりでの利用はとても高額。

また大手キャリアの購入サポートを利用する場合、iPhoneを2年後に買い換えないとお得ではありません。

格安SIMなら、支障が出ない限りずっと同じスマホを使い続けることができます。

大手キャリア3社とmineoを比較！20GB利用の場合

次に大容量利用したい人に向け、20GBで比較。

なおauはフラットプラン20で比較しています。

	iPhone代（※1）	月額料金	2年間の合計	4年間の合計
ドコモ （割引最大）	79,200円	4,980円	198,720円	397,440円
ドコモ （割引なし）	79,200円	6,980円	246,720円	493,440円
au （割引最大）	73,680円 （※2）	4,000円（1年間） 5,000円（2年目以降）	181,680円	375,360円
au （割引なし）	73,680円 （※2）	6,000円	217,680円	435,360円
ソフトバンク （割引最大）	68,400円 （※2）	3,480円（1年間 4,480円（2年目以降）	163,920円	339,840円
ソフトバンク （割引なし）	68,400円 （※2）	6,480円（1年間 7,480円（2年目以降）	235,920円	483,840円
mineo （Dプラン）	112,800円 （※3）	4,680円	225,120円	337,440円 （※4）

自宅で対象の光回線を契約していたり家族で利用していたりすると、割引が適用となり安く利用可能。

割引が最大で適用されるなら、2年間の利用は大手キャリアのほうがお得です。

しかし光回線の契約をしていない場合やひとりでの利用する場合はとても高額。

また大手キャリアの購入サポートを利用する場合、iPhoneを2年後に買い換えないとお得ではありません。

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