【FX】通貨ペアの特徴!どこがおすすめ?選び方を分かりやすく解説

FXの基礎知識 2024.02.06

FXのトレードを行う前に、誰もが直面するはずの大きな関門、そのことを皆さんはご存知でしょうか?

何を隠そう「通貨ペア選び」、これ無くしてトレードすることは出来ません。

しかし初心者の方からすれば、おそらく次のような疑問も感じるはずです。

(通貨ペアの種類が多すぎて、どれを選ぶべきか分からない…)
(通貨ペアの強弱って何だろう…?)

そこで本記事では、FXにおける通貨ペアの特徴や選び方を中心に、詳しく解説していきたいと思います。

これからFXを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

通貨ごとに異なるメリット・デメリット

通貨には、「メジャー通貨」と「マイナー通貨」という括りがあり、初心者はまずこれらのメリット・デメリットを押さえておきましょう。

そうすれば自ずと、選ぶべき通貨ペアが見えてくるかと思います。

メジャー通貨とは

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 日本円
  • ポンド
  • 豪ドル
  • カナダドル
  • スイスフラン

など、FX市場において取引量が多い通貨のことです。

メジャー通貨のメリット

メジャー通貨同士を組み合わせた通貨ペアは、常に流動性が高く為替レートも安定しやすい、また情報収集が容易になる、といったメリットがあります。

メジャー通貨のデメリット

デメリットとしては、それぞれの通貨の値動きや特徴は異なるため、1つの通貨ペアで身につけたトレードスキルが他で有効とは限らない、という点です。

マイナー通貨とは

マイナー通貨とは、メジャー通貨とは対称に取引量の少ない通貨ペアを意味します。

マイナー通貨のデメリット

市場の流通量が少ないため為替レートが安定しない、スプレッドが広がりやすいといったデメリットが大きいため、初心者のうちは避けるべきでしょう。

マイナー通貨のメリット

流通量が少ないということは、ちょっとしたファンダメンタルズ的な情報が出れば大きくハネることもあるため、一攫千金を狙えるメリットがあることも確かです。

とは言ってもやはり、大口の機関投資家を相手に、情報戦を軸として戦うのは分が悪いため、よほどの事情がない限りは取引しないことをおすすめします。

FX初心者におすすめな通貨ペアの選び方

FX初心者は、どういった基準で通貨ペアを選ぶべきなのでしょうか?

結論から申し上げると、やはり選定対象はメジャー通貨に限られ、その中でも多くの国内トレーダーから選ばれる、米ドル円でスタートすることをおすすめします。

その理由について、本節では詳しく解説していきたいと思います。

FX初心者はメジャー通貨から始めるべき理由

有名な投資格言として、次のようなものがあります。

「人の行く裏に道あり花の山」

要するに、大衆が見えていない方向に活路を見出すものこそが、大きな利益を取れるということです。

確かに、世間がまだ注目していない銘柄や金融商品、ビジネスにいち早く着手することで、先行者の取れる利益は計り知れないものになります。

例えば、今では広く認知されたビットコインやYouTube、これらの伸び代を誰よりも早く見極めることができていれば、今頃は莫大な資産が築けていたはずです。

しかしFXで稼ごうと思えば、人とは違う道を行ったり、金の成る木の宝探しをしてはいけません。

なぜなら、大衆の通る道こそが王道、メジャーとして認知されている通貨ペアほど、勝ちやすくなるからです。

また、単に勝ちが積もるだけでなく、経験や学びを得られるという面でも、メジャー通貨を選ぶ価値があるので、その点についても次節で解説していきたいと思います。

メジャー通貨から得られる学びと経験

米ドル円のようなポピュラーな通貨ペアを選ぶことで、以下のような、様々な恩恵を享受できるでしょう。

  • FXの基本が学べる
  • スプレッドが狭く、取引コストが安い
  • 為替レートが安定しており、ボラティリティも激しくない

何事においても、基本が疎かになってしまえば、正しい方向へ成長することはできません。

特に初心者のうちは、正しい正しくないにかかわらず、最初に取り入れた知識の持つその後への影響力は大きいです。

そのためまずは、最も日本人トレーダーに選ばれている米ドル円から、FXの基礎から学んでみてはいかがでしょうか。

1日あたりの米ドル円の値幅予測や、スプレッドによって発生するコストまで意識できるようになる頃には、もう十分初心者から脱却していると言えるでしょう。

メジャー通貨とマイナー通貨のスプレッドの差

さて、メジャー通貨ではなくマイナー通貨を選んでしまった場合、スプレッドの影響によって、どれくらいの損失が想定されるのでしょうか?

例えば米ドル円の場合、国内の平均的なスプレッドは0.3~0.5ほどで、トレード1回あたりのコストは30~50円になります。(取引量:1万通貨の場合)
一方マイナー通貨のスプレッドはそれよりも大きく、国内平均2.0~3.0ほど、トレード1回あたりのコストは200~300円になると考えられます。

トレード1回あたりのコストにこれほどの差がつけば、月間、そして年間通して大きな差が出ることは言うまでもないでしょう。

以上から分かる通り、手元に多くの利益を残すためには、やはりスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことが重要になるのです。

通貨ペアの主な種類について

通貨ペアの種類は、「クロス円」と「ドルストレート」に大別されます。

先ほど「メジャー通貨」と「マイナー通貨」の括りを紹介したので混同されるかもしれませんが、これは通貨の種類であり、通貨ペアとはまた異なった考え方です。

では、「クロス円」と「ドルストレート」とは、どういった通貨ペアの種類になるのでしょうか、本節ではそれらについて詳しく解説していきます。

比較的難易度低め!クロス円の通貨ペアについて

クロス円の通貨ペアとは、米ドル円・ユーロ円・ポンド円のように、「円」が絡んだ通貨ペアのことであり、日本人トレーダーに多く取り扱われています。

特徴としては、買いポジションでプラススワップが付与されることや、安定した値動きなど様々です。

また日本円は国際的な信用価値も高いため、有事の際は需要が高まり、クロス円のチャート上では、大きく値崩れを起こします。

代表的な例としては、リーマンショックやブレグジット、フラッシュクラッシュやコロナショックなど、〇〇年に一度の大相場と呼ばれる状況には、クロス円の通貨ペアはいずれも下方向に動いているはずです。

基軸通貨とドルストレートについて

ドルストレートの通貨ペアについて理解するためには、基軸通貨についても説明しておかねばなりません。

皆さんは、基軸通貨がどの国の通貨で、何の目的の為に存在しているかご存知でしょうか?

今現在、基軸通貨はアメリカの通貨である米ドルが使われており、為替取引の仲介のために、無くてはならない存在なのです。

例えばカナダドル円の買いポジションを保有する時、日本円をそのままカナダドルに両替するわけではありません。

一度日本円を米ドルに両替し、米ドルをカナダドルに両替する、この流れによって買いポジションが成立します。

なぜこのような流れになるのか簡単に説明すると、カナダ側としても使い道に困る日本円を受け取っても困るので、どこでも使える米ドルを軸にして取引したい、という理由になるわけです。

そして、ユーロドル・ポンドドルのように、米ドルと絡んだ通貨ペアは、米ドルを仲介させる必要がないため「ドルストレート」と呼ばれています。

ドルストレートの通貨ペアは、クロス円と比較してスプレッドが広く、トレードが盛んになる時間帯も深夜であるため、日本人トレーダーからすれば少々扱いにくい面もあるため、敢えて初心者のうちから選ぶ理由はないと思われます。

値動きが特に激しい!ポンド系の通貨ペアについて

初心者のうちは、ポンドドルやポンド円のような、ポンド系の通貨ペアに手を出すべきではありません。

なぜならポンド系の通貨ペアは、ボラティリティ(値動きの幅)が非常に激しく、少し目を離した隙に大きな損失を被ることも珍しくないからです。

大きく稼ぐチャンスと言えなくもないですが、エントリーの根拠を揃えられない初心者のうちは、ギャンブル的なトレードに陥りがちなので、稼ぐことよりも生き残ることを目的とするくらいでちょうどいい塩梅となります。

FXの通貨強弱とは

しばしばFXでは、〇〇の通貨が強い・弱いといった具合に、相場の状況説明に通貨の強弱が用いられます。

強い通貨とは需要が高い通貨、弱い通貨とは需要が低い通貨のことであり、こういった通貨の強弱を意識できるようになれば、より有利に通貨ペアを選べるようになるはずです。

通貨強弱の判別方法

通貨強弱の判別方法として、トレンドやインジケーターから見極めるという方法がありますが、これは個人の技量に大きく左右されるため、初心者向きであるとは言えません。

そこでおすすめしたいのが、「Currency Strength Chart」や、「Mataf」のような、判別ツールを用いることです。

チャート形式で通貨強弱が分かりやすく表示されており、これが無料というのであれば利用しない手はありません。

マイナーどころのインジケーターを参考にするぐらいであれば、この通貨強弱のチャートの方が、遥かに有用なものとなるでしょう。

通貨強弱を用いたトレード手法

通貨強弱の考え方は、より有利な通貨ペアを選ぶために使われます。

例えば、米ドル円の上昇トレンドとポンド円の上昇トレンド、これからエントリーするとしたら、どちらを選ぶべきでしょうか。

おそらく、これらの情報だけでは判断材料が少ないため、どちらが良い選択なのか判別が難しいかと思われます。

しかし、同じタイミングでポンドドルの上昇が確認できた時、通貨強弱の考え方によって優先順位をつけることができるのです。

まず、米ドル円の上昇とポンド円の上昇より、円が弱いということが分かります。

そして、ポンドドルが上昇しているということは、ポンドと米ドルではポンドの方が強いということが分かり、相場全体として円が弱くポンドが強いという構図が読み取れるのです。

さて、ここまできたら、米ドル円の上昇トレンドとポンド円の上昇トレンド、どちらに乗るべきなのか見当がつくのではないでしょうか。

答えとしては、ポンド円を買いエントリーを選ぶ方が、米ドル円の買いエントリーよりもpipsを稼ぎやすいという判断になり、消去法の結果として、より有利な通貨ペアを選べるようになるというわけなのです。

通貨ペアの相関と使い方

ある程度の長期のチャートにおいて、クロス円の各通貨ペアの値動きをチェックしてみてください。

大枠で見れば同じタイミングで上昇し、同じタイミングで下落する、ほとんど同じような値動きになっていることが分かると思います。

このように、通貨ペア間の連動した値動きを「通貨相関」といい、相関が大きい通貨ペア同士ほど、似たような値動きになります。

では、この通貨相関の考え方がどのような時に使われるのかというと、先ほど説明した通貨強弱の考えと関連させて、よりリスクを抑えた運用にするべく使われます。

例えば、NZD/JPYとNZD/USD、これらの通貨ペアの通貨相関は非常に大きいです。

なぜなら市場においてニュージーランドドル(NZD)が強い時、これらの通貨ペアは双方上昇トレンドを形成することになり、その逆もまた然りです。

また、NZD/JPYの買いポジションを保有していたところ、NZD/USDの買いポジションを買い増ししたらどうなるでしょうか。

通貨相関が強いため、NZD/JPYが下落した際は決まってNZD/USDも下落することになり、資金の一極集中が進みリスクが増えることになるのです。

このように、通貨相関の大きさと、通貨ペアの組み合わせを意識できるようになれば、よりリスクを抑えた運用に結びつくため、通貨ペアを選ぶ際は是非とも心がけておきたいところです。

初心者向け!おすすめFX会社紹介!

ここからは、初心者向けで評判の高いFX会社について紹介していきます。

FX会社選びのポイントは、ずばり以下の3点。

  • 口座スペック(スプレッド・スワップポイント・約定力)
  • 取引ツールの充実
  • 各種無料セミナー

上記のうち、いずれかを満たしていれば、幸先の良いスタートを切れるのではないでしょうか。

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本記事では、通貨ペアに関する基礎知識を中心に、以下のポイントをお伝えしました。

  • 通貨ペアごとに異なるメリット・デメリット
  • 初心者におすすめの通貨ペアの選び方
  • 通貨強弱・通貨相関について
  • おすすめのFX会社について

本記事で紹介した内容を、なるべく初心者のうちから習得することで、より有利に、そして賢く稼げるようになるでしょう。

特に通貨ペアの特徴や、通貨強弱・相関に関する理解があれば、通貨ペア選びで迷うことはなくなるはずです。

また選び方の理由づけ、根拠を探っていく過程で得られる知見は、エントリーや決済タイミングを測る際にも応用が効くものなので、根気強く取り組みを継続してみて下さい。

以上、参考にしていただければ幸いです。

 
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