格安SIMの特徴とメリット・デメリット

格安SIMの特徴とメリット・デメリット

毎月の携帯代、皆さんはいくら支払っていますか?最近よく耳にする格安SIMなら、月額料金が2,000円以下は当たり前。

格安SIMは料金が安いだけでなく、多くが大手キャリアのような2年縛りがありません。そのため最低利用期間(通常半年~1年)を過ぎれば、好きなタイミングで乗り換えなどができるのも大きなメリットです。

一方で格安SIMには、キャリアメールが使えない、店舗数が少ないなどのデメリットがあることも事実。

そんなときはアプリやサポートサービスの活用がおすすめです。格安SIMに乗り換えてから使い勝手の差を感じたとしても、ほとんどのデメリットをカバーすることができますよ。

格安SIMに乗り換えてから後悔しないよう、事前にデメリットとその対処法を知っておきましょう。ここでは格安SIMの特徴とメリット、デメリットの対処法を紹介します。

格安SIMの特徴

キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ユーザーが依然多数を占める携帯市場。しかしUQモバイルや楽天モバイルなどのMVNO※を利用している人は急増しています。

MVNOとは

利用料金が安い携帯会社のことです。電話やインターネット回線を大手キャリアから借りて、通信サービスを提供しています。

MVNOについては「MVNOとは?仕組みとメリット・デメリット」の記事で詳しく説明しています。

楽天モバイルやLINEモバイルなどのMVNOが提供しているのが格安SIM※です。

格安SIMとは

格安で利用できるSIMカードを格安SIMと呼びます。SIMは通話やインターネットをするために必要なICカードです。

格安SIMについては「格安SIMとは?わかりやすく解説」の記事で詳しく説明しています。

MVNOで取り扱う格安SIMをスマホと組み合わせれば、携帯料金を抑えることができます。

キャリアに比べ毎月の携帯代が平均で約5,000円近く節約できるうえ、使用感もあまり変わりません。

現在キャリアを利用している人にとって、格安SIMとの違いは気になりますよね。格安SIMの特徴を紹介します。

格安SIMの特徴
毎月の携帯代金 平均で毎月約5,000円の差がある
通信速度 場所や時間帯によってやや遅くなる場合がある
速度制限 プランによる。使い放題や大容量プランもあり
通話料金や通話プラン 多くが30秒10~20円。5分以内何度でもかけ放題や、時間無制限の定額プランなどもあり
初期設定など 基本的には自分で行うが、各種設定サービスもあり
店舗数 MVNOによって異なる
SMS※ SMS付きプランあり
セキュリティ 各自行う。MVNOによってはセキュリティサポートあり
テザリング MVNOや機種によって異なる
2年縛り 多くのMVNOが設定なし
スマホ端末の用意 ・メーカーやMVNOなどで購入
・キャリアで購入した端末を引き続き使用
MNPによる乗り換えの不通期間 ・店舗契約の場合は即日開通
・ネット契約は数時間~数日の不通期間が生じる
緊急地震速報 端末によって受信できない場合がある
※SMSとは

ショートメッセージサービスの略称で、メールアドレスではなく電話番号のみで短文のメッセージがやりとりできるサービスのことです。

上の表のように、格安SIMは大手キャリアと使用感はほとんど変わらないよ。

格安SIMのメリット

格安SIMの最大のメリットは毎月の携帯代が安いこと。これはユーザーにとってはとても重要なことですよね。

格安SIMに乗り換えるとできなくなることは、たった2つ。キャリアメールが使えなくなることと、LINEのID検索ができなくなること。それ以外の使い心地はほとんど変わりません。

安いこと以外にも格安SIMにはまだメリットがあります。

毎月の携帯代が安い!格安SIMの月額料金は平均2,500円

格安SIMに乗り換えを検討している人の多くは、その料金の安さに魅力を感じているのではないでしょうか。

当社が全国の格安SIMユーザーである10~60代の男女300人を対象に行なったアンケートでは、格安SIMの平均利用月額は約2,500円でした。

同調査では格安SIMに乗り換え前の平均利用料金は約7,500円で、その差は実に5,000円。

格安SIMに乗り換えれば、1年間では約6万円近く通信料金の節約ができます。

格安SIMは設備費や人件費がキャリアに比べ抑えられるため、安い料金プランが出せるんです。

格安SIMが安い理由について詳しくは「格安SIMはなぜ安い?デメリットやキャリアとの違いを解説」で解説しています。

速度制限なしで使い放題のSIMカードもある

大手キャリアスマホを使用している人の中でも「速度制限がかかって動画が全然閲覧できない」と嘆いている人もいます。

その理由は契約しているプランによって、毎月のデータ通信量の上限が決まっているから。所定のデータ通信量を超えると途端に速度が低下します。

格安SIMの中にはデータ通信量の上限がなく、速度制限なしで使い放題というプランもあります。

YouTubeなどの動画をよく視聴する人や、Apple Musicなどのストリーミングによる音楽サービスを利用する人、外出先でテザリングを使用する人は、データ通信量上限なしの格安SIMカードを選ぶことをオススメします。

詳しくは「データ通信量無制限・大容量の格安SIMプランを徹底比較!」の記事をご覧ください。

2年縛りがないので好きなタイミングで乗り換えられる

格安SIMのメリットで忘れてはいけないのが、多くが2年縛りを設定していないことです。

大手キャリアでは2年を過ぎなければ、解約違約金が発生します。また2年を過ぎても契約更新月を含める1~2ヶ月以内に解約手続きをしなければ自動で契約更新され、そこから更に2年間は解約ができなくなります。

乗り換えたいときにはまだ2年縛りの期間が残っていたり、2年のタイミングを逃してしまったりと、なかなか他社に乗り換えられないという人もいますよね。

その点、多くの格安SIMには2年縛りがないので、乗り換えたいときに好きなタイミングで乗り換えることができるのも大きなメリットです。

格安SIMは気に入らなければ1ヶ月とかで解約してもいいってこと?
えっはやっ!・・・一部のMVNOでは、6ヶ月~1年ほどの「最低利用期間」を設けている場合や、2年縛りを設けているプランもあるから、契約前に確認しておいて。

格安SIMのデメリットと対処法

使い方や使用環境によって、キャリアとの違いをデメリットと感じる人もいます。しかし対策をしておけば、ストレスなく使用することが可能です。

ここでは格安SIMのデメリットと対処法をみていきましょう。

通信速度が遅いと感じたらWi-Fiを活用

通信速度が遅く感じたら、Wi-Fi環境が整っている場所で使用しましょう。

混雑時に高画質の動画が見たいときや、大容量のファイルをダウンロードする場合にWi-Fiを使えば、データ容量を消費することなく速い速度で通信ができます。

大手キャリアを使用していて「なんだか通信速度が遅いな」と感じたことがありませんか?通信速度が遅くなるのにはいろいろな理由がありますが、使用する人が集中し回線が混雑してしまうとそういった現象が起こります。

格安SIMは大手キャリアと比べて回線が限られているため、時間帯や場所によっては混雑しやすいです。そのため速度が遅くなる頻度が、大手キャリアに比べ多いことも。特に回線が混雑しやすいのは次のような場合です。

回線が混雑しやすい時間帯や場所
  • お昼休みや夕方の帰宅時間
  • 多くの人が集まるターミナル駅など
  • 大規模なイベント会場
  • 1月1日0時を回った瞬間

混雑時でもデータ容量の少ないメールやLINEの送受信、Twitterなどはほとんど不便を感じることなく使用することができますが、高画質の動画などは閲覧しにくい場合も。そんなときはWi-Fiをうまく活用してみてください。

通話料が割高と感じたらかけ放題オプションに加入

通話が多い人にもおすすめの格安SIMはあります。

5分以内かけ放題プランを楽天モバイルやDTI、mineo、UQモバイルなどが出しています。もしもシークスは通話無制限のかけ放題があり、通話が多い人におすすめです。

楽天モバイルやDTIなどで3GB程度データ容量の5分かけ放題プランにすると約2,000円、もしもシークス3GBのかけ放題プランなら月額約4,000円で設定されています。

通話が多い人はかけ放題プランのある格安SIMを選びましょう。

かけ放題プランのあるMVNOについては「【通話重視向け】通話定額がある格安SIM特集!」で詳しく紹介しています。

最近ではLINEやカカオトークなどの無料通話アプリや、3分8円など安い通話料で固定電話や携帯電話にもかけられる050IP電話アプリなども充実していますので、これらを利用しているユーザーも多いです。

使い方次第では、大手キャリアよりもお得に通話できます。自分の使い方に合ったプランやアプリを選んで通話料金を抑えましょう。

店舗が少なくてもチャットやコールセンターで対応可能

MVNOにはコールセンターやチャットでのリアルタイムサポートがあります。困ったときには店舗がなくともしっかりサポートしてくれますので心配ありません。

最近では実店舗を持つMVNOも増えてきましたが、まだまだ店舗が少ない、または持たないところも多いです。

その分チャットやコールセンターでのサポートがあり困ったことがあればいつでも対応してもらえますし、契約もネットで簡単にできるので自宅にいながら待ち時間もなく携帯の契約ができます。

キャリアメールが使えなくなる!フリーメールで代用しよう

格安SIMはキャリアメール※が利用できないので、乗り換え前にGmailなどのフリーメールに完全に移行しておきましょう。

キャリアメールとは

ドコモ(docomo)やau、ソフトバンク(SoftBank)のような大手の携帯会社から提供されるメールアドレスのことです。(◯◯◯◯@ezweb.ne.jp、××××@docomo.ne.jpなど)

今キャリアメールで連絡を取っている人には、格安SIMの契約前にフリーメールのアドレスを伝え忘れないように注意してくださいね。

どうしてもキャリアメールを使い続けたい人は「格安SIMのメールアドレスとキャリアメールを使う方法」を参考にしてください。

LINEのID検索ができなくなる!ふるふるやQRコードで対応

格安SIMでできなくなることはたった2つ。キャリアメールが利用できなくなるということと、もうひとつがLINEモバイル以外ではLINEのID検索ができなくなるということです。

今やメールではなくLINEを利用しコミュニケーションを取っている人も多いですよね。格安SIMでも、もちろんLINEは使えます。

ただし格安SIMでは年齢認証ができないため、LINEモバイル以外ではID検索ができなくなります。

「ふるふる」は使うことができるので、近くにいる人であれば簡単にLINE交換することができます。

もしも遠くの人とLINE交換したい場合は、自分専用のQRコードをメールやSMS、Twitterなどで送信すれば、離れていてもちゃんとLINE交換をすることができますよ。

格安SIMでLINEを使う方法については「LINEの格安SIMへの引き継ぎ方法」で詳しく解説しています。

LINEモバイルは、LINEを使ってもデータ通信量が消費されないなど特徴的なサービスで人気です。詳しくは「LINEモバイル徹底検証!サービスや通信速度など評判まとめ」で紹介しています。

緊急地震速報の受信ができない!?アプリで対応可能

格安SIMでは緊急地震速報が受信できないというウワサを耳にしたことはありますか?

実際は緊急地震速報の情報を受信することができる端末もたくさんあります。しかしカタログなどを見ても、緊急地震速報に対応しているかが記載されていないことが多く、使ってみないとわからないというのが実情です。

また世界中で販売されているSIMフリー端末の中には、緊急地震速報をキャッチできないものもあります。

そこでオススメしたいのが緊急地震速報や災害情報を知らせてくれるアプリです。

日本地震情報
ゆれくるコール

このほかにも地震に関するいろいろなアプリがあります。もしものときのために、ダウンロードしておくとよいでしょう。

SIMフリーってそもそも何~?
SIMフリー端末とはSIMロックが掛かっていないスマホやタブレット端末のことだよ。

SIMフリーとは?仕組みとメリットを解説」の記事で詳しく説明しているから、参考にしてね。

格安SIMと大手キャリアの大きな違いは携帯料金の安さ!

格安SIMに興味があっても、デメリットがわからず、なかなか乗り換えに踏み切ることができないという人も多いですよね。

紹介したとおり格安SIMに乗り換えるとメリットを感じることがとても多いですが、最大の違いは「毎月の携帯料金の安さ」です。

逆に格安SIMができないことはたった2つ。キャリアメールが使用できないことと、LINEモバイル以外はLINEのID検索ができないことだけ。あとの使い心地はほとんど変わりません。毎月の利用料金がこんなに安くなるのに、デメリットはこれだけ!?と驚く人も多いんです。

格安SIMにはさまざまなプランが登場しています。自分の使い方に合わせてSIMカードを選ぶとよいでしょう。わからない場合は電話やチャットのオペレーターや店舗スタッフに気軽に尋ねてみてくださいね。

※記載されている内容は2017年3月現在のものです。